プープーの罠
2006年12月03日(日)

2.0の弊害

早稲田君もいまだにマイミクにいる。
彼は前の彼女と別れた時に発作的に退会し、
また再開して今に至る。

社内に蔓延してるので
 憎 き 私
ごときでもう退会は繰り返さないだろうし
自分からはマイミクを切らない
という やはり あくまで
受け身
なところもいやらしくて嫌な感じに映る。

かといって私から切ったりもしない。


しかしやはり社内から広がっている
からにはマイミクがかぶっていて
他のマイミクの日記に彼が登場したり
あれほど出無精だったのに
 また遊ぼうね
なんて積極的にコメントを書き込んでいたりする
のを見掛けるともやもやとするものがある。


私の家で並んでミクシィをしていた時は
コメントを書くことをばかにしたような態度で
 俺は同僚との付き合いにあんまり興味ないし
などと斜に構えていたりしたのに
要はアテツケなのだろう。

アテツケ。

会社には
新しい人が大量に入っては、
名前を覚える前に辞めていく
のにまざって、往来の人もポロポロと辞めていき
出向している私は
知っている人が減る一方。

香さんもついに退職、ニライさんもいつの間にか辞めていた。
月一の社内懇親会も
関わりのない人と積極的に交流するタイプではない私は
特に話すことも話せる相手もいなくなり
さらには、今までクールを気取って不参加だった早稲田君が
どういうわけだか積極的に参加するようになり、
ただただ居心地が悪く、やりにくい。

絶対に未練はないのに同じ場にいる限り
一挙手一投足が視界に入りその度に
イラ
イラ
とするというおかしな呪縛から逃れ
られず自己嫌悪に陥る負のスパイラル。


出向から半年が過ぎ、本来であれば契約終了
といきたいところだけれど、
D社のものさしでは半年契約
なんていう超短期はあり得ず、
3ヵ月も前に延長の契約書が自動発行され、
所属元の会社としては
ハンコを押す
だけができることだった。
少なくとも1年。

出向先の仕事に不満はない。
ただ、この 早稲田君がいる会社 に籍を置き続ける
のが、相当しんどい。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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