プープーの罠
2006年06月15日(木)

拠り所

仕事が定時上がりになり、
時間に余裕ができたのでまたジムに通い始めた。

身体を動かし汗を流した後
80度のサウナでじぃとしている。
意外と適応能力があるのか、意識すると
サウナの中でも鳥肌が立って汗が出ないので
目を瞑って擬似的に睡眠状態にすると
途端に身体中から水分が滴り落ちる。

無意識を意識する
ところが何だか修行っぽい。

水のシャワーを浴びて浴場から出たら
水分をたっぷりと摂って洗面台に行く。

洗面台の前には
スツールがずらりと並べてあり、
座ると高さがファミレスのテーブルのような案配になり、
肘を突いて手を洗う
と、腰を折る必要もなく肘に水が伝うこともない。
実に快適である。

家に帰るとアロマキャンドルを焚く。
マッチで火を付けた時の
燐の匂いが好きだ。
真っ黒なキャンドルも
お気に入りの匂いを部屋中に充満させる。

ストレスを感じる機会はない
はずなのに、眉間にシワが寄りカオの筋肉が引き攣
っているのが自分で分かる。

リラックスしなければ
という強迫観念にも近い思い込みを
自分に言い聞かせている感じがする。

索引
「プープーの罠」 written by 浅田

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