プープーの罠
2005年12月20日(火)

波のまにまに

今年の就業日数ももう
片手で数えられる
くらいになったけれど、相
変わらず更新の件は頓挫したまま。

キタムラさんVS.副社長の交渉の結果、
1ヵ月単位の短期では契約社員にはできない
とのことらしい。

 少なくとも半年、半年続けてくれるのならば
 君の出した条件は飲める。

との向こうからの提示に私はイエス
とは言わなかった。

メインは「賃金」ではないのだ。
あくまで「短期」であることなのだ。
半年も先まで予定があるなんて耐えられないです。

結局、派遣で時給アップのうえ続行
という話になり、さっそく派遣会社から
「今の時給にさらに前回と同じ額をプラスするので
 是非また3ヵ月更新をお願いしたいそうです!」
なんて嬉々として連絡が来た

けれど、私はそれも保留した。


現状の仕事状況といえば、
他チームにまで聞いて回らなければいけない
うえに回ったところでたいしてもらえない
ほどに私は仕事が枯渇していてまるで
社内失業者
といった風情、この状態で冷静に考えたら
きっと私でなくても継続しようなんて思わないだろうし、
本当に私を引き留めたい
のか信じられない。

定時まで時間を潰し、
日報に「今日もヒマでした」
とイヤミを書いて退社する。

忙しすぎて余裕がなくなっていた
正社員時代も自己嫌悪がひどかったけれど
ヒマすぎてイライラしている
今の自分にもやっぱり腹が立つ。


翌日、出社してメールチェックをしたら
Fチームのリーダーからメールが来ていて
『ヒマがいやなら仕事は山ほどあります』
とのこと。
今までも時々、Fチームの仕事を手伝っていたので
今日はひとまず救われたとばかりに
さっそく用事を聞きに行こうかとしたところ、
非常階段でばったり出くわす。
「あ、今から打ち合わせで出かけるんだけど、」
リーダーはそのまま続けて話し出す。

 1月からけっこう大きな仕事が始まります。
 2件は確実で、どっちも3月〆切のタイトなやつです。
 それを浅田にもやってもらうつもり、です。

何故、今、急いでまで来年のハナシを?
私の契約はまだ宙に浮いている。
はぁ…と気の抜けた反応しかできなかった。
その後リーダーはダッシュして階段をかけ降りてゆき、
私は結局その日もヒマだった。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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