プープーの罠
2005年08月08日(月)

The Asada(ジ・アサダ)

いっしょにごはんを食べていた
派遣のおばさんがクビになって以来、
昼食はひとりでぶらぶらと食べに行っているのですが、
(社員の人は何故かいつもコンビニ弁当ばっかり)
ひとりゆえにすぐに食べ終わってしまい、
そうするとコンビニでお菓子でも眺める
くらいしかやることがない。

そんなある時
ふと女の子が寄ってきて
 「浅田さんですよね?」
と声をかけられ、その風情はサインか握手でも求め
てきそうなキラキラの笑顔。

首からかけているIDカードは私とお揃い
なので多分同じ会社の別フロアの人
だろうとは思ったものの、私的には
全然知らない。
仕事で関わった覚えもない。

「お疲れ様です。」
と、とりあえずヒナガタ愛想笑いで挨拶を返すと
遠巻きに様子をうかがっていた
らしき他の2,3人の女の子が
わっ
と寄ってきて、キラッキラに囲まれ
たら私はひたすら狼狽するしかなく、

「何で名前知ってるんですか。」
と、問えば
「私達、実は影で"ネエサン"と呼んでるんです!」
と、答えられてますます狼狽するしかなく。

それは
イイネエサン?
ワルイネエサン?
(マシュー風に)


どうやら、私の配属されているチームの
リーダーは相当吹聴したらしく、
社内で『なんかスゴイ人がいる』とウワサになっていて
何かと私が話題に出る時には
連体詞が つくらしい。

あの浅田さん」

そんなわけで
忙しくてスピードを要する案件があると
別のチームからでもご指名をいただくようになり、
よく言えばひっぱりだこ
悪く言えばたらい回し状態。

そして、時々別フロアの女の子から
お菓子の差し入れが届きます。
なんかスゴイ お菓子が好きな 人
みたい。


けっこう楽しい。

索引
「プープーの罠」 written by 浅田

My追加