プープーの罠
2004年07月14日(水)

社長に契約更新について話す
と、意外とあっさり
承諾
彼と会話すると相当体力を使う
ので覚悟していた分 拍子抜け。
ともあれ私は予定通り
25日で業務委託契約が終了となる。

異常なほどに仕事が詰まっている。

入れ替わり立ち代わり打ち合わせ
やっと席に戻って作業だ
と、そこに社長が歩みより
「浅田さん朝頼んだ仕事どうなってます?」
「えぇ、打ち合わせが終わったのでこれから...」

 浅田さんあなた業務委託なんですから
 バイトとは違うんですよ。
 もう辞めるからって浮かれてるのか知りませんが
 委託された業務をこなせないなら
 会社は 訴 え る こ と も で き る んですよ。
 まぁ、僕はそんなことしません
 けどね。


本当に愉快な人だなぁこの人は。

浮かれてなんていませんよ。
辞めたところで私に未来があるわけではないのですもの。
仕事するのは好きですから。手を抜くつもりもありません。
これでもうアナタの顔を見なくてよくなるのですから
むしろはりきっちゃうくらいですよ。

心が歪んでいく感じがする。
世界でたった独り
取り残されたような気分。
ハニちゃんにメール
してみても返事は
無い。

帰ってメールチェックをすると
前に派遣されていた会社から
『正式にまたお誘いしたい』
とのこと、
探さずとも仕事は決まる。

そうして私は
探したいもの
探すべきもの
を、見失っていくのだろう。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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