2004年06月25日(金)
心は融解してゆく
久しぶりに 手が震えるほど 怒りが身体中を駈け巡り 血の気が引いていく 感覚を味わった。
社長の言うことは 理不尽で誘導尋問で意味が分からない。
すごくいやな感じを思い出す。 こういう感覚を持ったのは2人目だ。 もう二度とこういう思いはしたくないと思った。 そうして私は"正社員"になることを拒絶しだした。 気が狂うほど忙しいわけじゃない。 なのに何故また壊れていく?
来週から夏休みだったりする。
私は呆然としながら残業をこなし、 そんな時にハニちゃんから映画に誘われまして、 ハニちゃんは映画は一人で見るタイプなので 映画に誘ってくれたのは意外と初めてなのでした。 けれど私はまったくの モヌケの殻 状態 それを断り、ひたすら仕事をこなす。
22時過ぎにようやくカタをつけて、 つじさんと帰る道 お腹空いたねぇ ということで、飲みに行った。 よく一緒に帰るけれど 二人だけで飲みに行くのは意外と初めてなのでした。
いつになく真面目〜な話をしまして、 会社のこれからのおはなし。 先週一人辞めて 来週一人辞めて 森君が辞めたがっていて 私が契約更新をしないで。
つじさんはどうするんですか。 あんなにウマの合わない人と やってかなくても大丈夫でしょう。 自分の会社だってあるんだし。 私達をかばおうとしなくたっていいのですよ。 それをつじさんの弱味として 社長はそこを攻撃してくるんですから。
オレ いつ辞めてやろうか って、けっこう投げやりになってた んだけどさ、 浅田がいると仕事楽しいよ。 夏休み入ってそのまま来なくなるなよな。
来ますよ。 契約期限まではね。
今のうちの会社はまるで砂のお城 見た目は立派なのに 手をかければかけるほど ばらばらと崩れていく。 みんながみんなを思いやっている。 こんな環境はそうは出会わないだろう。
それが崩れていくのを黙って見てる。
終電での帰り道 自分のキャラが 支離滅裂 に なってきてることに気づき 情緒不安定も甚だしい次第。 つじさんにはハスッパすぎるし オオサトさんにはぶっちゃけすぎるし 森君には辛辣すぎるし ハニちゃんには自我なんて見せてないに等しい。
本物の私は一体どれなんだろうか と、少し考え込む。 多分どれも私じゃない。 本当の私はきっと もう死んでいるんだ。
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