プープーの罠
2004年06月05日(土)

オー

突然オオサトさんから電話がかかってきて
仕事のトラブルかと思いきや
メシでもどうかと誘われる。
終電も過ぎた土曜の深夜のこと。

この前のことを思い出す。

 「もう帰っちゃうの?」
 「もう3時過ぎですよ。まだ週中だし、明日会社なんだから。」
 「じゃ土曜日ならいい?」
 「そういう問題じゃないでしょ。」


あれは本気だったのか。
完全にやばいじゃないの。
私は少し動揺しながらそれを断る。
オオサトさん自身よりむしろ
奥さんの方が私には気に懸かる。

着信履歴からハニちゃんの名前が消えた。
こうやって少しずつ
なくなっていくのだろうか。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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