プープーの罠
2004年05月26日(水)

真っ当な社会人になることなんてすでに放棄している。

忙しさでピリピリしている
ところに、社長が
見当外れな提案をしてきたので反論
したら詰められた。

「思えば初めの面接から君は
態度が悪かった。
こんなにうしろ向きで横柄な部下は初めてだ。」

知ってたなら面接で落とせばよかったのに。
どうせ怒りまかせに振り返り遡って
今頃気付いたんだろうけど。

私が従順で前向きに働いていたとこなんて
見たことないでしょう。
変わってないのよ何にも。
怒られたって反発するだけで
変わるつもりもないの。
初めの面接の時からそう言ってるでしょう。
私は就職マニュアルよろしく
自分を有利にアピールしたり
過大評価を語ったり
オンシャ ニ ミライ ヲ カンジたりなんてしない。
ちゃんと思い出してみたらいいのに。

「ここが何してる会社だかよく知らないです。
役職なんていらないです。正社員になるつもりもない。
メリットないですもの。私ヤル気もないですし。
働くならアルバイト扱いで。
次の派遣先が見つかるまでのつなぎなので。
でもこの時給なら違うバイト探します。」

実に分かりやすくイヤなヤツじゃないの。
ホント社長は人を見る目ないなぁ。
人の気持ちも汲み取らない。


派遣会社から電話があり、
『前の派遣先から
6月からやっぱりまた働いてほしい
と指名がありましたが』
とのこと、
私はそれを断る。
だって契約更新してしまったもの。

みんな私の何が欲しい?
比較最上級「最悪」な人材なのに。

ツナサンドを頬張り、
それをオレンジジュースで飲み下す。
また自分の好き嫌いを見失い出している。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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