プープーの罠
2004年04月08日(木)

プロトタイプはない。

新人歓迎会がある。
私ともうひとり、
営業部に入った新卒の女の子が歓迎の対象。
私は歓迎されるほどの期間
働くわけではないし、
新人さんは内定アルバイトとして
3ヶ月も前から働いていたので
やるまでもない会なのであったけれど
まぁ要は何かにつけて"飲みたい"人達なのね。

制作部の部長、直属の上司に当たる人ですが、
この人は飄々としていて生真面目な好青年の風貌
とは裏腹におそろしくストレートにモノを言うし
妙なタイミングで笑う、変わった人
なのですが、マルゲリータピザを人数分に切り分けながら

「浅田さんはマリファナやってるんでしょ。」

はい?
してませんよ。
「あぁそうなの。」
彼はやはり飄々と言い、私の皿に
マルゲリータのピザを1枚のせ、
それからお酒の飲めない部下に
笑顔でウーロン茶だよ、と
ウーロンハイを渡す。

この人は酔った時だけ煙草を吸う。
こういう吸い方をする人は本当に
タバコの嗜好性を解った上で吸っているんだろうな
と、思うと少し怖い。

森君がタバコを吸うのは
喫煙所での出会いのため
だそうで、実にアタマが悪い
けれど、そっちの方がよっぽどかわいい。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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