プープーの罠
2003年07月24日(木)

ヤケドするくらいドライ。

私は人付き合いに関しては
良く言えば慎重、
悪く言えばかなり希薄。
電話番号を聞いた
一度飲みに行った
その程度じゃ友達だとは思わなかったりする。



大した内容じゃないからメールの返事をしなかったら
嫌いになったならハッキリ言ってよ!と来た。
へぇ。くらいしか返事のしようがないようなメールを送って来て
それに返事しなかったくらいで怒られても
だったら私に送るなよ、と逆ギレしたいところだけど
火に油を注いでも面倒になるだけなのでとりあえず黙っておく。
私は一時として筆マメだったことはないし
メール友達が欲しい!なんて思ったことも
長電話が大好きだったこともない。
気分屋なのも今に始まったことじゃない。
急に冷たくなったわけじゃないのだ。
私に少年ジャンプのような『熱い友情!』
を求められたってお門違いだし
ウマもソリも合うわけがないのである。
「浅田のそういうところ、時々すごく疲れるよ....」
それはお互い様なんだけど。
勝手に怒って
勝手に傷付いて
勝手に疲れて
勝手に悲劇のヒロインだ。

彼女が怒るまで、
私は彼女が自分の友達だったなんて知らなかった。

『友達』に『疲れた』みたいだから『絶交』することにした。
「そう、じゃぁ、今までありがとね、君のこと好きだったよ。」
嫌いになったのかと聞かれたからそう足した。
私は『嫌いじゃない』くらいのことで
『大好き』だなんて一言も言ってない。
波風が起きたり後味が悪くならないなら
あとは別にどうだっていいのだ。

電車で老人に席を譲る、くらいの使い捨ての親切心を
勝手に自分への好意だとカン違いしないでほしい。

しばらく経つとメールが来る。
「この前はゴメンね。私も大好きだよ(^o^)またメールするねv」

大した内容じゃない。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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