2003年07月15日(火)密室の箱結局外に出たのは 出さない手紙電話が鳴らなきゃそのまま眠りっぱなしだったかもしれない。 鳴った瞬間に飛び起きたけど、 私はディスプレイを確認しただけだった。 電話はそのまま控えめに3コールで切れた。 そしてその3コールに表れてる 彼女の不安みたいなものを感じながらも かけ直しはしなかった。 多分君が不安に思ってるようなことは何もないよ。 そう、心の中で思いながら 私が電話を返信しないことによって 彼女の不安に決定打をかけることも分かりながら。 多分もうかかってこない。 「友達」であればあるほど、 今の私にはシャットアウトすることしかできない。 そっとしておいてほしい。 気にかけないでほしい、心配しないで。 上っ面だけの関係ならとても楽なのに。 そしたら誰も私のコトなんて気にしやしない。 |
「プープーの罠」 written by 浅田 |