REMライブに行って以来、REMばっか聴いてる。 それって当たり前のようだけど、実は今まで殆ど聴いてなかった新しいアルバムを聴きまくってるのですよ。
REMファンって私も含めて、何故か古いアルバムばっかり聴きたがる。 若者のREMファンに出会ってもみんな、80年代から90年代前半までのアルバムが良いと言う。 そりゃあもう「新しいの聞いてるファンはファンじゃない」と言わんばかりに。 いや、私も古いのばっか聴いてるけどさ。私が聴き始めた頃の「最新盤」は今は昔状態ですから。 若者だったらラジオで流れてる曲から入るわけだから、そんな遡ってばっかいなくても・・と思うんだけどね。
プラハのライブでは、近くに座ってた人達がみんな「昔のアルバムからの選曲が多いと良いな〜」とか言ってて、他国でのセットリストチェック済みだった私はちょっと哀れみの視線なんか送ってみたり。
実際ライブは最新アルバムとその前に出したベスト盤からばっかりだったしね。 曲のイントロが流れる度に落胆するチェコ人。わかりやすすぎ。 1度ボーカルのマイケルが 「次は僕達の曲で初めてラジオでトップ1になった曲です」 とか言ったんで、みんなとっさに「あれか?あの曲か?」と各自思い起こせる限り古いヒット曲を思い巡らせてたんだけど、マイケルが続けて 「...in Japan」とか言ったんで、みんな超がっかり。
とりあえず私は野太い声で 「YEAH!!!」 って叫んでおいたけど、みんな静まってるから私の声のみが響く響く。 しかも始まった曲が比較的新しいやつだったんでまぁ盛り下がる事盛り下がる事。 わたし的には別に好きな曲でも無かったけど、日本でREMが始めてTOP1になった曲だし、とそれなりに(1人で)盛り上がる。 チェコ人もさぁ、せっかくわざわざコンサートに来てくれたんだからもっと温かくREMを迎えてもいいと思うんだけど。
前にも書いたけど、ライブ中騒いでるのポー人だけだし。 しかもチェコ人はポー人注意してるし。 「せっかく落ち着いて聴けるように指定席買ったのに」とか言ってるし。 「ポー文化はアルコールに頼る部分が大きい」とか私に愚痴ってくるチェコ人もいるし。 その辺を鬱陶しいと感じてしまう私。 私だってチェコ人に会うまでは、自分がこんなにポーにシンパシーを感じるなんて思ってもみなかったよ。
ポー語の授業で先生にライブでの件を愚痴ったら、先生も常々思うところがあったらしく、2人で意気投合。 ポー人ってシャイ(つーか単に愛想がないだけ)だと思ってたんだけど、チェコ人に比べたら全然かも。なんか意外。
でも隣国同士ってやっぱお互い嫌いあうものなのかね〜。 ポー語の先生にもゲラ夫にも 「それでこそ真のポー人。おめでとう」 といわれたけど。全然嬉しくないですから。
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