うわの空日記


ワルシャワに暮らす主婦ゲラッチの日常です。

2004年08月27日(金) はみ出さない友達

最近日記更新されないですね〜。
ゲラ夫さんご帰宅ですか〜??
なんてメールは別に来てないんだが。ゲラ夫が帰宅=日記更新なしって構図は分かり安すぎて恥ずかしい。
違うの。ゲラ夫が居ると、外出の機会が多いの!それに家に居る時はゲラ夫がレポート書きでPCをずっと占領してたの!
私の中では ネット巡回>日記更新 なので、限られた時間でPCを使える時は気になるサイトチェックのみで終わってたのでした。

水曜日の夜はクラシックロックのクラブで踊り、木曜は友達の誕生日(飲み)、金曜はディナーご招待。ゲラ夫が居るとソーシャルな日々。

で、金曜。ゲラ夫の大学時代の友達の家にディナーに呼ばれていった。
ズーザ(あだ名)と奥さんのマグダ。2人ともずっとワルシャワに住んでるのに彼らの家に遊びに行ったのは初めての私達。
パーティで会うことはたまにあっても、彼ら飲み会の参加率低いしねぇ。

特に仲のいい友達ってワケでもない(けど仲が悪いわけでもない)2人なんだけど、私らの引越しパーティに来てくれる事になった。誘ってなかったんだけど、ポゴが口を滑らせたんで流れ上、彼らも誘う事になったのでした。
って書くとまるでズーザ夫妻に来て欲しくなかったみたいだけど、そんな事は全然無い。と、書けば書くほどドツボな気がするなぁ。

パーティの時に椅子を借りたので、今回椅子を返しに行きがてら
「マグダの手料理を堪能してよ」
というズーザのお誘いに乗ったのです。

それにしてもこの夫婦。
バリバリのインロウ≠アウトロウ。いわゆるロールモデル(お手本)系。
ズーザはゲラ夫の大学首席だし、同級生の中でもダントツの出世頭。
マグダはEU関係機関でバリバリのキャリアウーマン。
温かく迎えてくれるマグダはパリッとアイロンのかかったストライプのシャツ。

2人は3年前にワルシャワに引っ越して来たタイミングで中古のマンション30平米を購入、立地条件も良いしお手ごろな広さ&値段で内装にいい感じで手を加えてるので売るのも簡単でしょう。
室内もベランダも観葉植物と花に溢れてるし。
趣味のいいカーテンといいテーブルクロスといい。テーブルには一輪の花とロウソク数本。

昨日、一昨日と飲みすぎの私と運転するゲラ夫はアルコールを断ったら2人もノンアルコール。マグダは水しか飲まないし、ズーザはペリエ。終始絵に描いたような優等生ちっくな振る舞いの2人。

2人はシロンスク地方(ポーランド南西部)の出身なんで、シロンスク料理をご馳走になる。ジャガイモとベーコンのチーズ焼き・・と書くと普通すぎるけど、このベーコンが1センチほどの厚切りベーコンで超ジューシー。ソーセージの炒めたのとタマネギも入ってる。そして何と言っても驚いたのが、ピクルス入りって事! ズッキーニが入ってるのかと思ったらスライスしたピクルスだったからビックリした。でも爽やかな酸味と塩気がジャガイモに合う。上手いぞ。
デザートはフルーツサラダにバニラたっぷりのクリームをかけて。
リンゴはシャキシャキだし、黄桃はトロトロに熟れてるし、食べるもの全てがウマイ。

マグダがアメリカに短期留学してた頃の友達に会いにズーザと来月アメリカに行くって話だったんで、ゲラ夫と私とでアメリカ話などしながら楽しくお食事。友達に会った後は2人、3週間ほどアメリカの国立公園めぐりをするとか。
通常10時には就寝という話を2人の口から聞いてたんで9時を回ったところでおいとま。
「とっても楽しかったわ」
「是非また遊びに来てね」
「素晴らしい料理をありがとう」
どの言葉にもウソは無いんだけどさ。どうもディプロマティックな気がしちゃうのはきっと私が優等生慣れして無いからでしょう。

ホント、2人ともとってもいい人達なんだけどねぇ。料理も美味しかったし談話も楽しかったし。何が不満なんだ!と自分でも思うんだけど、どうも2人とは住む世界が違うような気がしちゃう。


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