2004年07月22日(木) |
It takes a village to raise a child. |
最近、よその子どもを叱る大人が日本では少ないそうですね。 つーか、私が小学生くらいの頃からそんな事言われてたような気もするけど。で、TVなんかではそれを新たな社会問題っぽく扱ってたんだけど、実際私は近所のおばさんに怒られた経験が何度も。 今の日本ではホントに全然誰も叱らないのかな。
ポーでは全然そんな事無い。 悪戯してる子どもは普通に通りすがりの人に注意されてるよ。 それどころか悪戯してない大人だって、注意される。
ポーのおばちゃん(というか、おばあちゃん)は口やかましい事で有名らしく。ポー文化について英語で書いてある本なんかには必ず記されてる。 全然車が無い所でも信号無視すると「これこれ、まだ赤ですよ!」 席を譲らない若者に「あなた、お年寄りには席を譲るもんですよ!」 そして必ず、近くにたまたま居合わせた人に最近の若者に対する憂いを嘆く。
で、これはワルシャワよりも地方の方が圧倒的にに多い。ゲラ夫の実家の方に行くと、すれ違いざまに服装なんかも注意されるし。(私はされないけど。別に過激な格好しないし。)
が、唯一の例外は赤ちゃん連れの若いお母さんたち。 都会だろうが地方だろうが、確実におば(あ)ちゃん達のお説教のターゲットにされるらしい。 抱っこの仕方から乳母車での寝かせ方。枕の高さやら日よけの角度。 日光は体に良いと言われたかと思えば次の人は紫外線は赤ちゃんには毒だと言うし。 襟付きの服は今の時期暑すぎると言う人、襟無しじゃ首が焼けちゃうと言う人。帽子は必需品かと思えば蒸れるから脱がせろとの指令が下されたり。 とにかく道行くおば(あ)ちゃんたち一人一人にいろいろ違う事を指図されるらしい。
笑顔で「検討します(ディプロマティックな返事)」とか言おうものなら、延々とアドバイスという名のお説教が始まっちゃうらしいので、私の友達はシカト一辺倒だそうで。きっと「今の若い母親は礼儀も知らない」とか言われてるんだろうけど、いちいち相手にしてらんない、との事。そりゃそうだ。
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