人生のハンドル→→→2004年07月11日(日)


ある会話。
飲み屋のマスターと、私。


「まあ、結婚したら車は二台になりますしね」

「ああ、そういうもんですかね?」

「そりゃあなたは車の免許ないでしょ」

「・・はあ」

「普通、共働きの家庭なら車は二台あるのが常識ですよ

佐賀にいる限り」


ふむ。
実際、何日もこの会話に一人で考え込んだ。
その人をどうこう言う気はない、自分の問題である。
結論はこうだ。


私、誰かに迷惑かけたか?



私はこれまでも普通に仕事をしてきた。
ちゃんと仕事を選べばどうにかなる。

自転車が駄目なら交通機関を利用するわけだが、
こちらではそれはお金の無駄らしい。

運転したもらった分だけの
お金は払うけど
メンテナンス料もいらない
保険も
税金も
かからないけど
それでもやっぱり無駄だろうか?


まあ、お金をかけた分車は残る。
自分でハンドルを握って時間の制限なく
駐車場から、どこへでも行けるメリットがある。


でも、車の免許がないからって
人生のハンドルまで握れないわけじゃない。


いやしかし。
佐賀ではこういう風に捉えている人が多い。

佐賀は広々とした平野に囲まれていて
愛すべきところも多い土地です。

でも、人間が勝手に作る「常識」を
殆どの人が信じ込んでいて
それに耐えられないこともしばしばです。


すこしくらい違う人間を認めても、いいやんか。
ふつうに生きてるんやけん。
圧倒的多数がどうであろうと私は、生きている。



        

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