ここに来て
彼がDVDプレイヤーを買ってきてくれた。
前にPCを作ってくれたとき、DVDもいれたんだけど
テレビで観るほうがいいよねって、ほとんど使っていなかった。
少しづつ気になった映画を買ってきて、まだ観てなかった。
これでようやく観られるね。
彼がいる毎日が普通になった。
「普通」は「当たり前」だとか「空気」だとかじゃない。
いなくなるなんて考えられない。
彼がいるのが自然で、いないのは不自然。
会社に行くようになって、会社の若い男性が勘違いしている。
ただ話を合わせているだけなのにね。
今日、私はノースリーブのニットを着ていた。
種痘の跡なんて知らないでしょう?
WHOが天然痘の絶滅宣言をしたのはいつだっけ。
この跡があるのは、君なんかよりずっと年上の証拠なんだよ。
久しぶりの電車通勤で、仕事帰りにウィンドーショッピングを
するようになった。
道を歩いてる女の子たちは、オシャレなようで没個性。
キャミの上にカーディガン、下はパンツかスカート。
髪はゆる巻で、足はミュール。
彼に
私もみんなみたいに、フレアスカート穿こうかな。
というと
みんな、そんなの穿いてる?
自分のためにオシャレしようかな。
でないと老け込んじゃうね。
よく歩くから、体重が減ったよ。
欲しい物が何もないと、部屋に篭っていたのが嘘のよう。
みんな彼のおかげ。
ここに来てよかった。
2006年06月28日(水)
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