彼の傍で
朝から顎が痛いので、マッサージをしながら、何度も大きく
口を開ける。
仕事をして、まっすぐ帰ってきて、彼に「ただいま」とメール。

彼に仕事のことで質問されるが、質問文自体が異次元の言葉。
「小学生でもわかるJavaScript」では間に合わない。
今まで避けて通ってきた、たまに読んでもちんぷんかんぷんだった
コーナーへ行ってみることにした。

10ページを過ぎたあたりから、算数が数学に変化する。
日本語のような、そうでないような不思議な文章は
高校時代に感じた「私には別世界」の再現。
以前は、全く右から左だったものが少し頷ける。
そんな気がしただけかもしれないけれど。

目が痛くなったので、モニターから印刷物へ。
役所の広報を読む。
予防接種、人間ドック、ボランティア募集、文化施設、行事、
フリーマーケット、スポーツ教室。
社会福祉から講演会まで、読んでいるのを彼に聞いてもらった。
読みながら、ネットで役所のサイトに行き、いつのまにか
モニターと広報の往復で、目を休めていない。

深夜零時過ぎ、彼の仕事は終わらない。
3年前もこんなふうに、彼と話していたことを思い出した。
モニター越しに会話する。
今も以前も同じように過ごしている。
それが嬉しい。
一緒に暮らしていたら、もっと早く帰って来てと文句を言うだろうか。
それとも今のように、ぽつぽつと話しながら傍にいるだろうか。






2005年08月22日(月)

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