何もしたくない女と隠れたつもりの女
ここ数日、彼の声を聞いていない。
メールは、私の名前を呼んだもの1通。
PCを起動しなかったので、すれ違い。
Sちゃんと話す以外は、声を出さずに数日過ごした。
去年ほどひどくないし、平気になった。
それが理由ではないと思いたいけれど、社長と長めの会話をした。
私は相変わらずぶっきらぼうな受け答えだったけれど、長く話した
ほうだと思う。

何が発端だったかな。
いつでもシャワーを使えていいねと言われ、部屋を借りたら
どうですかと返事した。
一緒に住もうかと言われ、おっかぶせるようにイヤですと返事した。
そんなに忌み嫌わなくてもと言われ、「忌み」まではいってませんと返事。

攻守交替して、私が切り出した。
彼女、いないんですかと聞くと、いないと返事。
スカイプして、チャットして、友達多いでしょうと聞くと
彼女じゃないと返事。
ケータイに頻繁にメールが入るのにと聞くと、たまたまだと返事。

彼女作ったらいいのにと言う私に、彼氏できたの?と。
できましたよと言ってしまった。
うそー、俺を捨てて?
これで気持ち悪さに拍車がかかった。
こんな時の私は、息子が中学のときくらいの受け答えをしてしまう。
つまり、はぁ?
語尾は尻上がりで、ぶっきらぼう、そして小ばかにした声音。

念を押すように彼氏できたの?と何度も聞かれ
できましたよと繰り返した。
それに、季節が二つほど前に、きっぱり仕事だけの関係にと
言ったのを忘れたんですかとこちらも念押し。
そんなこと言ったっけと、いつものようにとぼけた返事。
友達たくさんいるでしょう?彼女も見つかるでしょうと言うと
現実にはいないと返事。

問答に疲れたし、これからの身の処し方だとか、給与は今月で
おしまいかなとか、こいつウザいとか、一気に頭の中に浮かんだので、
ヴァーチャルだけではなく、ぜひとも現実でお友達を作りましょうと
言いながら、後ずさりし、ごきげんようと会社を出た。
何もやりたくない病にかかっているので、この際やめてしまいたい。

*** *** *** *** *** ***

すっかり記憶の彼方に押しやられていましたが、
エリスさん消えましたね。
日記を閉じて、IDを一つだけ消して。
もちろん私には一言の言葉もなしのまま。
エリスをえりすに変えようと中身は同じ。
事なかれ主義、嵐が過ぎるまで消えたフリする主義は健在。

今ひとつ願うなら、彼女のPCがさっさと壊れてしまうこと。
あれだけ古いOSに性能以上のソフトを詰め込んで、酷使して
不調を訴え始めてから、はや2年。
流行のことをするには、無理がありすぎる。


私がHNを上げて、リンクまで貼り、決断を迫ったことは
これまでに一度もありません。
人は人、自分は自分。
どこでどんな騒ぎがあろうと、自分に関係なければ
現実でもヴァーチャルでも野次馬参加したことはありません。
暖簾に腕押しな性格だとはわかっていながら、やり続けたのは
怒りが頂点に達し、持続させられたからです。

彼女の文章は独特なので、どこかで見かけたら気づくでしょうが
何かまた起こらない限り、ここでは書くつもりはありません。
また、ここではネット上で知りえた情報のみを書きましたが
現実の彼女について、知っていること多数ありとだけ書いておきましょう。

万が一、また何かあれば、その時はネットではなく、リアルの世界で
対峙する所存です。
そして、ここで書くことはないでしょう。
5月以来の騒動の結末を、どこかで待っていてくださる人が
いるようですので、ひとまずご報告です。

2005年08月16日(火)

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