君への初めてのメール
眠れなくなり、君に長いメールを書きました。
君にメールを出すのは、初めてです。
きっかけは、あの子に事情を書いた手紙を出したこと。
そして直接のきっかけは、セリエAの開幕戦が観たいからと
早く帰ってしまったこと。

一緒に過ごした半年で、初めて思い立ったはずなのに
メールを送信した後に読んだ、公開していない日記に
同じような内容が、書き殴ってあったのを見て驚きました。

以前、彼が言いました。
好きな人を見つけるまで、俺を利用していればいい。
こう言ったのは、俺と根本的に同じ立場のオトコと
付き合えばいいって意味じゃない。
そいつは俺と同じ事をしている。

同じじゃないと、全く違うと言いました。
だけど、彼は言いました。
同じだよ、私にしてることは同じ。

全然違うし、言える立場なのかと言いました。
言えるよ、同じ立場だからこそ、二度とそんな悲しい目に
あってほしくないんだと。

この何ヶ月か、彼の言葉が、ふとした拍子に浮かんで
いました。

自分がどうしたいのか、まったくわかりません。
ただ本当に心から望み続けて、彼に言いつづけたことと
かけはなれたことをしています。

一人は気楽。
時間も空間も自分だけのもの。
そううそぶいてきて、疲れ果てた頃に出会ったのが
君なのです。

  オマエは幸せか

その問いに、私は答えました。
幸せは相対的なもので、個人的なもの。
あの頃と比べたら、ずっと幸せ。
幸せと感じるかどうかは、本人の感じ方次第。


瞬間的な、細切れの、幸福感をかき集め
保っていた頃と違い、今は楽しく笑う時間が増えました。
だけど、心の奥深くで、いつまでも消えず
いらだつとすぐに顔を出すモノ。
それに気づかないふり、今のままが楽だと思い。
だけど、だけどの繰り返し、揺り戻しでした。

仕事が忙しい君に、読んでもらうのは気が引けました。
でも、口にすると、思っているものと違うほうへ
流れていきそうだから、書きました。
出した後、読み返しました。
泣きながら読み返しました。
どうして悲しいのかわからないのに、泣きました。

2004年09月13日(月)

初日 最新

Copyright(C)2004- you All Right Reserved.