貴女へ
学生時代、仲が良かったのは10人。
細く長く続いているのは、みんなが私を忘れずに
声をかけてくれたから。
私は不義理で、年賀状も出さず、電話もしない。
いつも向こうから連絡がある。

昔から同じグループで、べったりしてるのは苦手。
小学校の卒業前に、同じクラスの女の子が担任に訴えた。
  ○○さんは、クラス内の子より、他のクラスの子と
  一緒だった、おかしい、間違っている。

おかしいと思う感覚が、私にはおかしかった。
同じクラスだから、仲良くするのは当たり前?
他のクラスの子のほうが、気が合っていても?

そんな調子だから、ネットでもつかず離れずが多いし
いろんな分野のものを読む。
男女年齢関係無しに。

女性の書く、日記などのテキストを多く読むようになり
ネットの世界で、女性たちと交流を持った。
書いたものは、その人物全てじゃない。
それでも、気が合う人たちが出てくる。
何か感じるものがあるから、交流が始まる。

滅多に自分からアプローチしないのは、今も同じ。
なのに私を介して、交流が始まる場合もある。
そして、私はそれをじっと見ている。

わいわい騒ぐのは苦手だけれど
ゆっくり優しい輪が広がっていくのを
ネットで感じることができた。
とても感謝している。

以前の場所で、最初に交流を持った女性が
今、ネットの世界で苦しんでいる。

あの時の私の最後を見て、貴女は「一つの時代の終焉」だと
表現してくれた。
おおげさだよ、照れ臭いよと思いながら嬉しかった。

今度は、私から貴女に贈ります。
貴女には、物足りないかもしれないけど。

いつでも貴女に会えるよ。
貴女に逢える窓が、私の机にある。
私は、ここにいるから。
貴女がどんな選択をしようと、私はここにいる。

2004年08月10日(火)

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