オンナは怖い
「日記書き」という言葉はおもしろい。
他に、「日記作者」という表現もある。
web日記ができたからこその言葉なんだろう。
日記帳でペンで書く日記は、本物の私的日記だ。
ネットで公開しているweb日記は、読み手がいる意味では
読み物だ。
ところで、他人様が書かれている日記を読む時
掲示板も覗かせてもらう。
男性が書いている日記の掲示板には、女性が群がる。
そして意見、指摘を残す時、同性への掲示板とは違う
書き込み方になる。
つまり、オンナの読者は、オトコの日記に甘い。
反論しているようで、書き方がアマアマ。
まるで我が子や、弟に接するように
厳しいながらも
「まぁ仕方ないわね・子供っぽいんだから」と
感じながら書いているのが見えてくる。
お姉さんぶり、母親ぶりが出るのは、女性ならではの
本能なのかもしれない。
私自身も含めて。
ところが男性へのやんわりした表現が
女性の書いた日記への批判的な書き込みになると
ガラっと変貌する。
ものすごい競争意識、ライバル心。先輩面。
曰く
あんたのやってることは、自分でも間違ってるって
気づいてるはず。
私にはわかるの。
やめたらどう。あんたもわかってるんでしょ。
もうやめなさいよ。
どんな根拠で、私にはわかるのと偉そうになるんだか。
そう呟きながら、だけどその根拠について聞きたいとは
思わない。
手前勝手な思い込みに、付き合っていられない。
親切なふりをして、上からモノを言う態度。
大きなお世話で迷惑なだけ。
自分の存在を誇示したいなら、自分でサイトなり
日記なりを公開して、書きたいことを書けばいい。
それが読み手を引きつけるかどうかは、別問題だ。
別のパターンでは
複数の男性の掲示板に甘えたような恋愛相談を
書き込んで、別HNで女性の掲示板では、強気発言を
続けていた人。
普通の掲示板は、誰にでも読めるのに、1対1の
「私とあなたの世界」に浸っていた。
マジで恋愛の相談をしたいのか
日記を書いている男性の気を引きたいだけなのか。
書き手も読み手になることを知らずに
書き手同士が交流があることもわからずに。
みっともない。
こんなことを思い出したのは、以前の私の日記を
読んでくれていた男性の日記が、更新されていて
思わず、書き込みそうになったから。
掲示板を新しくしたから、意見でも批判でも
書いてくれたら嬉しいとあった。
読んで悲しくなった。
今のあなたには、意見や批判は必要ない。
そんなものまで求めるほどの孤独感は
感じるけど、今のあなたには過酷だよ
こう思って、書き込まないまま、ブラウザを閉じた。
だけど、これが女性の書き手になら、
ろくでもない攻撃があるのだろうと感じる。
オトコはある意味、得だな。
男の読み手が、男の書き手に何か思うところがあっても
書かないで済ますほうが多いんじゃないかと思う。
私が知らないだけかもしれないけど。
オンナは怖い。
私も含めて。
2004年07月28日(水)
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