笑わせて
今日は七夕だなっと思ってたら、雨が降り出した。
昨夜、眠る前に、あの人のことを思い出した。
あの人に初めて声をかけられたのは、7月だった。
前は、私の個人的な記念日ごとに、日記に
今日は、○○で
みたいに書いていた。
ココでは意識的に避けてる。
毎年夏休みになると、あの人は帰省した。
今年もするんだろう。
それがイヤだったのに、今年は。
あの人の帰省先は、今、私のいる所の近く。
あの人からメールが最後に来たのは、いつだっけ。
あれは確か、2月だった。
私は返事を出さなかった。
東京に行きたくなってきたのは、先月。
行きたくなって、ふとあの人のことを思い出した。
もし私が東京に行くなら、あの人の帰省と重なって
入れ違いになるかもしれない。
そうならなければ、
ねぇ、私、今東京にいるよ
そう連絡してしまうかもしれない。
もしくは、
もうすぐ東京に行くんだけど
こんなふうに連絡するかもしれない。
アブナイ、アブナイ。
危ないオンナだ。
君のmacを見て、最初に思ったのは、
あぁ、あの人が使ってるPCだ・・・
あの人は家でも会社でもmacで
私も私の周囲も、みんなwindowsだったから
圧縮して送ってくれたファイルを開くのに四苦八苦した。
彼のことでいっぱいになっていたから
たまに、あの人のことを思い出しても
私の心は、ざわめかなかった。
あの人からの最後のメールに、こうあった。
貴女と過ごした頃の、あの情熱は
今の私には、もうありません。
貴女のような人と、巡り合う機会もないし
巡り合いたいとも思いません。
静かに暮らせてるだろうか。
笑いながら挫けずに生きていると思う。
何があっても、笑え。
笑いつづけろと、いつも言ってた。
そうしたら、前を向いて明るく生きていけるから。
私は、反抗した。
泣きたい時に、笑わなければいけないの?
死んだ目のまま、笑い声を出すの?
私は、嬉しい時は笑い
悲しいときは、泣いて
生きていきたい。
そんなことを言って、あの人を非難した。
あの人は再発してないだろうか。
あの人は頑張りつづけているだろうか。
お台場・ビーナスフォート・観覧車
汗かきなのに、ポリシーだって
真夏でも、真っ黒のY'sのスーツ。
私の叶わない夢の一つは
あの人に、私の住まいを設計してもらうこと。
今でも、たまに覗いてる。
あの人の作品を見るために。
私をたくさん笑わせた人。
誰よりも、笑わせた人。
あの頃の私が、一番輝いていた。
あの人なら、きっと今の私でも笑わせてくれる。
メールしてもいいかな。
ねぇ、東京に行くから、時間作ってよ。
2004年07月07日(水)
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