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2005年08月27日(土)
衆院選も近いので、彼女は東京組の同窓生とお出かけです。 日々の仕事に疲れ始めたつばさは「つまらんのぉ」と言う気持ちを引っ込めながら不貞寝に近いまとめ寝です。
寝溜めという言葉がありますが、つばさの場合は補充しかありません。 いつも寝ないのを長時間寝て消耗しないからさらに夜更かしになるのを「寝溜め」と言うならば、寝溜めのようにも見えますが、明らかに消耗したものを吸収するためにゴロゴロしています。 彼女が一緒に出かけた連中で知らない子は一人しか居ない。 だからついて行っても良かったが、そんな父兄参観みたいな事もしてられないから大人しく家でゴロゴロ。
起きるとお姉ちゃんがビデオを見ていました。 10話くらいを一挙放送したのを一挙録画しているためずーっと見っぱなしになるんだけど、1話目で若干興味が湧いたのでお姉ちゃんの隣で一緒に見ていました。 「.Hack」やべえ、面しれえ。
ヴァーチャルゲームに臨場感あふれる参加をするコンセプトも、主人公のヒネ具合も餓鬼っぽさも面白いものでありました。 普通のアニメのように登場人物が居るんだけど、それは『人』ではなくて、『キャラクター』。 ま、『リネージュ』の類なんだけど、完全に意識ごと入っていく設定だから物語の内側の臨場感は本物なわけです。 いつも思うけど、オタクほど人間観察に長けている人種は居ないでしょう。 だってシリーズを追っていくと、色気づいたいやらしい野郎が小学生だって事が聞かなくてもわかるんだもんね。 ほんとネットの世界って幼い子多いんだよね。 アニメの人物設定にはいつも感心するのです。
虚無感ゆえにヴァーチャル世界から抜け出せないでサーバの中のワールドを徘徊する主人公に若干の苛立ちを感じる部分は、これ系のアニメの定番だけど久々に面白いと思った。
なわけで、最終話までずーーーーーーーーっと、お茶なんか注いでもらったりしながら見てました。 面白い物語に出会うとずっと終わらなきゃいいのにと思う事があるけど、大人になってからアニメを見て独特の世界観が気に入るのも久し振りの土曜日でした。
夜はご機嫌で帰って来た彼女でしたが、アニメの事しか記憶に無いわ。
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