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2005年08月13日(土)
彼女は遠く福島に居ますが、夢野から脅迫のようにせがまれていた花火当日がやって参りました。 車椅子を押す手が一人足りませんが、ここは連れて行くのが人道と言うものでしょう。 早い時間からやって来た夢野ですが、今日は天候が悪く、陣取りは諦める事にしました。 雨が強くなれば中止だし、とにかく夢野と離れる時間が取れない状態で宛の無い列に長時間並ぶのは無謀と言う感じ。 鶺鴒はぎりっぎりのギリギリまで待ちましたが、体調が回復しません。 例え行けても、つばさの能力の問題で両方に気を遣うのは、無理( ̄∇ ̄)。
鶺鴒は置いて行く事になりました。 代わりにおかーたまを呼び出し、雨が上がるのを待ちました。
さて。 みはえるが死んでから、突然家の中に「ハエ」が飛び始めました。 何故かものすごく人懐こいハエで、恐れを知らず人に突進し、食べ物より人に停まります。 非常に至近距離を飛び回るので、叩き落すための缶ペンとかにも当たってくれるのですが、ひるまず人間の体に停まろうと思います。
これは何?埋めたみはえるの体から湧いてきて成虫になったの? 命名「みはえ」(爆)
鶺鴒が病人とは思えないスナップで叩き落します。やめて、みはえるの生まれ変わりだから……。
渋谷の自宅から現地の状況をたむたむが確認する電話をくれますが、団地を挙げて見ている向こうの方が状況が詳細で、「雨は上がったけどねえ」と話しているうちに館内アナウンスが漏れ聞こえて来ました。
『花火大会は決行です』
レインボーブリッジに延期は無いので、そりゃ、やるだろうねえ。 と言うことで車椅子を繰り出し、出発です。 ギリギリまで家に居たので、もう場所取りは無理と思われます。 また可能であっても長い列に高齢者を並ばせるのは選択肢として不適切。 鶺鴒が来れたとしても同じ事でした。(同じ失敗はしない) 実家から単身出て来たおかーたまとは慣れない携帯で連絡を取り合って、合流しました。
いつも立つポイントではないけど、上がり始めた花火を目標に、夢野の目線、おかーたまの目線、確認しながらナイスビューを探します。 休日であるため、いつもより睡眠を摂っているので、訳のわからない判断もしません。 結局倉庫街に最高のポイントがありました。 夢野の車椅子はものすごい威力があるので、誰も前に立ちません(笑)。
スターマインもそこそこの高さで見えるので、意外と近いし、低い位置に設定してある花火以外のほとんどは見る事が出来ました。
いやー、ええとこに住んでる(笑)。
夢野はまた来たいなあと嬉しそうでした。 一昨年のレインボーブリッジで初めて花火大会を見ました。車椅子でどこでも行く彼ではありますが、人が密集するところへ単身で行く事は介助無しでは無理だと言う事です。 だからいつもつばさ達と花火を見る事になるようです。 年齢から考えて、それは意外であり、四肢不自由者の社会はまだまだ狭いようです。
何につけても花火大好きなつばさですから、面倒くさくて止めたりしなくて良かった。 花火大好き。
その後寿司屋で晩御飯を食べました。 夢野の頼んだうなぎ巻を倒して崩したお詫びに食べてしまったおかーたまは、夢野の逆鱗に触れ(笑)、珍しく夢野が悪態を吐きました。 そんなに食べたかったのかよ、と追加オーダーしたらラストでした( ̄∇ ̄)。 夢野が悪態を吐き続けるので、さすがに頭を引っぱたいた。 おいらの親に向かっていい加減にしなさい(笑)。
次から夢野のうなぎには注意するよ。みんなも覚えておくように。 横取りすると祟られるよ(笑)。
鶺鴒はけっこう回復したようです。ずっと「みはえ」と戦っていたようです(笑)。
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