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2005年07月09日(土)
22歳まで、心のどこかに早く死にたいと言う気持ちがありました。 つばさは若い頃、きっと鬱だったと思います。 15歳くらいから怪しくなって来て、バランスの悪い十代を終えて、30までに我が身が潰える事を望んでいました。
しかし生命哲学に出会ってしまい、基本的には他人の死を見て死を知り、憧憬するにはあまりにも簡単なものだと知ってから、つばさは死の鎖から解き放たれました。
この経験があるから、つばさは悩む人がどんな人か実は知っています。 だから悩む人に、時に厳しく接するのです。
君が死にたいと言った事は、とても悲しい事だと思ったが、癌だと知った我が身を喜んだと言うその深い悲しみは、上手く生きられなかった、と言うただそれだけの事だと思う。 心弱い弱者を演じながら、生来の優しさと、鍛え上げられた自己顕示欲の間に挟まれて我が身をすり減らしていく君を、憐れと思うかと聞かれれば思うし、傲慢だとも思う。 愛されるべき相手に愛されず、いや、望む愛され方をしてもらえず、愛しているんだと言う相手の意思も虚ろに聞こえる。 否定する否定する否定する。愛されている事を。 でも嫌がっている。激しく嫌がっている。愛されていないと言う事を。 そして信じている。愛されていないはずがないと言う希望を。 信じては浮かび、絶望しては沈み、つばさも同じ道程を歩んで来た。でも、生きる事は非常に単純なんだ。 君は苦しむ分欲が深い。 ああなってくれ、こうなってくれ、こうじゃなきゃいやだ。 その叶わぬ夢の砂地獄に落ちているけど、落ちて来る砂は君の夢の破片だ。 求め過ぎる事を止めれば、君は軽くなれる。 諦める必要が無い事に気づけばとても楽しくなる。
子供の頃に浴びた親からの否定は、とても今の自分の足かせになる。 でも、親は突然親にはならない。 それまでは子供だったんだ。何歳であっても。 子を生み、親になる。だから新米で未熟で心無い子供と同じなんだ。 そんな親に言われた事に何年もショックを受けている必要なんて無い事を早く気づけば良い。 親は口から出まかせで、ただただ君を押さえつけられればそれで満足できた駄々っ子だったんだ。
何で生まれてきたんだろうって思う必要は無い。 何でこうなんだろうって悩む必要は無い。 生まれて来た事は答えで、生きる事はその方程式で、最後には必ず答えが出る命題が人生だ。 テイクイットイージーは一生懸命な人が選ぶ手法だ。 のんべんだらりとはちょっと違う。
君の体に出来た腫瘍は、君が生きている事を教え、生きる事に負けそうになっている事を警告している。 君の体は、くじけそうになりながら、生きようと問いかけ励ましている。
幸い、つばさの友人は誰一人死んだ事が無い。 だから、君も死なない。もう、解かっている。 君はつばさと生きる。
つばさの傍で笑って生きる。 笑って生きるためにつばさと出会った。今までの友達にはごめんなさいと言ってさよならしておいで。
つばさは解かってる。 ものすごく自信がある。
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