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2005年01月14日(金)
「激しく否定し、嫌う」事。これを「フォビア」と言います。 この言葉に最初に出会ったのは、この日記を始めた頃、出入りのセクシャリティサイトでした。
人間の心にはいつも二律背反があって、それを矛盾と取るかありのままと取るかはいろんな状況で変わりますが。 時として、自分と同じ立場にある人を激しく嫌ったり、あるいは他を無理解な人々として攻撃的になる事があります。
これと同じで、他を強引に自分に融合させようとする行動も人間にはあります。 即ち、カミングアウトなどがこれに当たります。
つばさも宗教団体の活動家なので、こう言った行動に出る事もある訳ですが、つばさが言いたいのはそう言う事ではない。 そして、なぜフォビアの話から入ったかと言うと、フォビアな話をするつもりではないんだと言う事を言いたいので。
自分が他人に認められる事は名誉か不名誉か、努力すべきか無駄な事か、どう思われますか? つばさは人に認めてもらえるのは非常に好きです。嬉しく思います。 認めてもらえない、あるいは自覚以下に評価されれば悲しかったり腹が立ったりします。 でも、だからと言って、自分を理解する事は強制できないと思うのです。 仕事の場合、頑張った所を見てくれずに、形にならない数字にならないと言う所で評価されれば、本当に立腹しますが、今日はこう言った事を書きたいのではありません。
我が身、自身、その内面。即ち自分の存在、その意義。 それについて語りたいだけです。
誰かに良い評価を受ける。これは是だと思います。解かりやすく言うと「好き」と言ってもらえる事。 そのために自分を磨くのは是です。あるいは磨く元気がなくても律していくのは是です。 人間は生きて行く上で、必要上他人と自分を区別します。 そして、世界は自分が中心で回っているにもかかわらず、自分の宇宙を壊されないために、相手の存在を受け入れ、評価し、共存するのだと思います。 「お前のためだけに地球は回ってんじゃねえぞ」 自己中心的な人間を諭す時、よく使われる言い回しです。
しかし、残念ながら、つばさにはつばさの目から見たものしか視界に飛び込んで来ないし、この世の中で誰の死が一番怖いかと言うと、自分です。 即ち世界は自分を中心に動いていて、世界の幸せは全部自分のためにあるべきです。 自分は世界の支配者であって、王様であり女王であり、何にも勝り、何にも負けない存在です。 オンリーワンです。
だが、しかし、この世には王様と女王は無数に存在しています。
そして他国からの侵略は許しません。 だから隣国と手を組み、平和友好を保ち、自分の世界を守るのです。 でも、この政治を、どんな性格の人も、どんな立場の人も当たり前にできるかと言えば、できない人もいます。 つばさも強力にできる人だったら、国が大きくなっていて(収入や財産が拡大して)知り合いが多い小宇宙になっているかもしれませんが、いかんせん、そういう事に長けていません。 大宇宙の人が、こいつと手を組んでおけばメリットがあるぞ、と評価する人物でもありません。
だからと言って。
自分の内なる宇宙をいつも開示する事がいいとは思わないのです。 つばさが「フォビア」と言う言葉の定義から書き始めた理由は、自分が彼女を持っている存在でありながら、自分をそう言う人間だと言わずには自分のアイデンティティを語れない人に、時々出くわすからです。 恋愛話を聞くと傍観できずに、自分にはこう言う恋愛癖があるのと言わずにいられない人に出くわすからです。 つばさは、それって、相手に自分の世界を強要しているのではないかと感じるのです。 誰かを特定するつもりはないですが、鬱を理解するよう求めて無理解と感じると怒り出す人達のように。 君の世界と宇宙を理解しない事は、そんなに君のデメリットなのか、と問いたくなるのです。 それを理解してくれと詰め寄られる事は、こちらのデメリットではないかと思うのです。
インターネットのような、あらら、たまたま見ちゃったら自分の好みのサイトではなかったわと通り過ぎて行く事はどこでも起きている事ですが、逃げ道が少ない現実の世界で、挨拶の代わりに性愛癖を切り出されるのってどうですか。 なぜ、自分を特別にしたがるのですか。 なぜ、あなたは性愛を語らなければならないのですか。 なぜ、あなたは、自分が同性を好ましく思う事を相手に伝えないと自分は理解されないと思うのですか?
あなたは、目の前の王様が、毎夜奥様とどう過ごすか知らなくては相手を知り得ないと思いますか?
つばさは、居心地のいい宇宙を持っているね、そう言ってもらえれば、それで理解されたと思います。 そしてそうあるための努力はしていると思います。 人と違うんだとカミングアウトする事が、あなたのアイデンティティである理由を考えた事がありますか?
あなたは最初から、まったく違う世界を持っているし、見ているのに。
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