ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2026年10月10日(土) ただひとりの人に

晴れのち曇り。山里ではにわか雨が降る。

大気がよほど不安定なのだろう。

明日も秋晴れは期待出来そうにない。


朝の山道で5人のお遍路さんを見かけた。

最初の二人は外国人でとても背が高い。

声を掛けることは出来なかったが窓から手を振ってみた。

しかし反応はなくしょんぼりと気分が沈む。

やはりタイミングが悪いのだろう。

一生懸命に歩いていれば尚更のことである。


仕事は朝一にオイル交換のお客さんが来てくれた。

足の悪いお客さんで2本の杖を付いている。

「難儀なことよのう」と互いに労りあった。


義父は稲刈りの予定であったが空模様が気になるようだ。

午後には雨になるかもしれないと諦めてしまった。

思うように行かないのでいささかご機嫌斜めである。

細かいことに拘りねちねちと私を責めるのだった。

慣れてはいるがやはり気落ちせずにはいられない。


午後からもオイル交換のお客さんが来てくれて有難いこと。

若いお客さんで今日から三連休なのだそうだ。

待ち時間の間はずっとスマホを操作していた。

話し相手になる必要もなく大いに助かる。


義父は長いこと預かっている車のエアコン修理を始めていた。

部品はとっくに届いていたので直ぐに直りそうだったが

連休明けまで預かるつもりらしい。

そんな時は決して要らぬ口を叩いてはならない。


定時では終われず3時に退社した。

帰り道に平田町と山奈町に車検証を届けに行かねばならず

久しぶりに国道を走った。交通量はとても少ない。

「一風」の前を通ったら「ラーメン」の旗が風に靡いていた。

明日も無理だろう。明後日も無理だろうと思う。


国道沿いの「ちきん館」で買い物をした。

鶏肉専門店であるがお刺身も売っていてとても助かる。

しかもサニーマートよりずっと安値であった。

「びんよこ」のお刺身を3パック買う。

夫と娘夫婦が喜ぶことだろう。


4時過ぎに帰宅。市内は雨が降らなかったそうで洗濯物も乾いていた。

娘が畳んでくれていて大いに助かる。

笠原メイさんの日記は今日も淡々と記してあり

不調を受け止めながら乗り切った一日が見えた。

バンドをしながらアルバイトをしていた頃の彼を思い浮かべる。

どんな音楽を奏でていたのだろう。今は聴くことも叶わない。


5時になり大急ぎで夕食の支度。娘がチキンカツを揚げてくれた。

リミットは5時半でめいちゃんのダンス教室に行かねばならない。

準備を終えためいちゃんが「お母さん早くう」と叫んでいた。


夕食を終えると自室で30分程過ごすのが日課であるが

今朝の私の詩に「ありがとうございました」と伝えてくれた人がいた。

それほどの誉め言葉があるだろうか。一気に救われたような気持になる。

私にひとを癒す力など在りはしないが

寄り添いたい一心で書いた詩であった。

大勢の人に認められることより「ただ一人のひとに」と思う。

誰かの心に沁みるような詩をこれからも書き続けたいものだ。


※以下今朝の詩


     空

  哀しみは空の色
  一点の曇りもない
  澄み渡った空である

  だから涙は似合わない
  心の窓を開いて
  風を受け入れようと思う

  傷ついた心ならなおさら
  風が癒してくれるだろう

  見上げれば真っ青な空
  広く何処までも続いている
  鳥の姿になれば羽根が光り
  陽射しが真っ直ぐに届く

  風は空の息である
  例えどうしようも出来ない事も
  息として見守ってくれるだろう

  やがて哀しみが糧になる
  口に運べば心を満たし
  明日を信じようと思う

  どれほどの哀しみであっても
  空がある限り生きて行けるのだ



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