朝のうちは雨が降っていたが午後から次第に晴れて来る。
気温も30℃に達し真夏並みの暑さであった。
朝の道では例のねむの木が気に掛かり車を停めて見てみたら
昨日とは明らかに違いぽつぽつと花が咲き始めていた。
もし順調に咲けば三度目の開花である。
愛子ちゃんは絶対に在り得ないと云ったがこんな不思議なことが
現実になれば正に奇跡のねむの木であった。
峠道を越えれば木槿の花であるが生憎の雨で濡れそぼっていた。
小雨のうちにと車から下りて確かめてみたが
白い花びらはぐったりと項垂れており憐れでならない。
明日の朝もう一度確かめてみるがどうか元気になっていますように。

さあ月曜日と鼻息荒く職場に着いたが
車検予約のお客さんが9時になっても来店して来なかった。
するとオイル交換のお客さんが来てくれて助かる。
予約なしであったが丁度空いていて何よりだった。
大きな犬を連れて来ていて「タニー」と云う名だそうだ。
名を呼ぶと近寄って来て顔中を舐められてしまう。
私が犬好きなのが分かるのだろう。とても人懐っこい犬だった。
10時になってやっと車検のお客さんが来てくれた。
県外から移住して来て山里で林業を営んでいる人である。
村の80%が山林であり林業はとても景気が良い。
即金間違いなしなので大歓迎のお客さんであった。
義父は昨日雨が止んでから畔の草刈りをしていたそうで
今朝は立ち上がれない程の痛みに襲われたらしい。
居室から事務所に下りるのも苦労で何とも憐れな姿である。
整体に行けば少しは楽になるだろうと出掛けて行った。
義父の留守中に宅配便が届きまたスマホで衝動買いをしたようだ。
振込用紙が入っているはずなので開封したらびっくりで
何と「シワ消しクリーム」が入っていた。
彼女さんに頼まれたのかもしれないと思ったが帰宅した義父に訊ねると
「俺が使うがじゃ」と応えたので失礼ながら笑うしかない。
もう直ぐ83歳になろうとしているのに何と云うことだろうか。
可笑しくてならなかったが義父のシワが伸びるのを思い浮かべていた。
昼食を食べ終わるとまた草刈りに行くと云う。
腰痛もしかりだが熱中症も気になり引き止めたが頷くような義父ではない。
痛み止めの薬を飲みよたよたしながら田んぼに出掛けて行った。
おかげと云うのも申し訳ないが久しぶりに定時で終えることが出来た。
やっとカーブスへ行けるので嬉しくてならない。
お仲間さん達がそれぞれに手を振ってくれて大歓迎である。
今日は計測があったが筋肉量は29%だった。
まだまだ脂肪に満たされておりどうしようもない。
筋トレ中にお客さんから電話があり修理代を支払いたいとのこと。
市内に勤務している人なのでサニーマートで待ち合わせをした。
しかしいくら待っても姿が見えず汗びっしょりになる。
どうやら私が場所を間違えていたらしく
お客さんも私の姿を待ち侘びていたようだ。
走り寄って来てくれたお客さんの顔を見るととてもほっした。
エアコン修理のお客さんであったがガンガンに冷えているとのこと。
クレームもなく順調で何よりに思う。
4時過ぎに帰宅。そのまま5時まで自室で過ごす。
今日は「サラダ記念日」であったが俵万智さんのポストは無かった。
ラジオで聴いて知ったのだが実際には「唐揚げ」を作ったのだそうだ。
カレー味の唐揚げで彼氏がとても美味しいと喜んでくれたらしい。
そこで一句だが「唐揚げ」では字余りになってしまうので
夏らしく「サラダ」にしたのだそうだ。
日常のほんのひとコマであるが彼女はそれで大きく羽ばたいたのである。
そうして今は成功者としてその実力を発揮し続けている。
そんな俵万智さんを遠い目で見ている私が居た。
いくら手を伸ばしても届かないそんな存在を思い知る。
何を書いても認められない。
同人誌のD氏からは「誰も読んではいないから」と突き放された。
心を込めて詠んだ短歌も「ぼろ屑」となり消えて行く。
才能が無いと云ってしまえばそれまでだが
踏みにじられた哀しみを葬る術を未だ知らずにいる私だった。
※以下今朝の詩
不器用
鉛筆の芯は折れる 消しゴムは転がる
それはよくあることで どうってことはないが
カッターナイフで鉛筆を削るのが 苦手な子供であった 消しゴムは走るように転がり 優しい誰かが拾ってくれた そうして投げてくれたのだが 上手くキャッチ出来ないのだ
不器用な子供であった 細かい作業は苦手なので いつも大雑把に仕上げた 絵を描くことも苦手で 画用紙を半分に折って 絵の具を塗りたくり 広げて見ると素晴らしく 芸術作品に見えたが 先生にこっぴどく叱られた
何をやっても上手く出来ない 美しいものは遠ざかっていく
それはおとなになっても変わらず 歳を重ね老いを感じる今になっても
不器用に生きている このまま死んでしまうのは 惜しいなと思うのだけれど 仕方ないことなのだろうか
せめて微笑みながら逝きたい
|