曇りのち晴れ。気温がぐんぐんと高くなり真夏日となる。
風がなかったせいか山里も蒸し暑くなりとうとうエアコンを点けた。
外で仕事をしている義父や同僚に申し訳なく思う。
毎年の事だが今年も猛暑の日がやって来るだろう。
朝の道では車を停めて紫陽花の写真を撮った。
水色はいっそう濃くなりすっかり青空の色である。
峠道には姫女苑の花。峠を越えると民家にサツキや小町草が咲いている。
小町草は別名「虫取りなでしこ」とも呼ばれるのだそうで
私はずっと「虫取り草」と呼び続けていた。
「小町草」とは何と風情のある呼び名だろう。
今年初めて知った花の名に感動さえ覚える。

仕事は朝から来客が多く支払いのお客さんばかりであった。
あらあらと云う間に一万円札が増えて嬉しい悲鳴を上げる。
またもやある時払いで取引先への送金を済ます。
後は自動車税と固定資産税のみであった。
それも明日には支払いが出来るだろう。
こんなに順調な月末は滅多にないことである。
午後には車検のお客さんが来てくれて代車の準備をしたが
何とエアコンが全く効かないアクシデントがある。
もう一台の代車も同じくで失態続きであった。
お客さんは笑い飛ばしてくれたが何と申し訳ないことだろう。
義父も田んぼに出掛けており対処することもままならなかった。
明日には他に貸し出してある代車が返って来るので
お客さんに待ってもらうことにした。
「灯台下暗し」だろうか。代車の整備を怠っていた結果である。
定時を少し過ぎてから退社。今日こそはリハビリである。
U君に昨日の事を話したら申し訳なさそうに笑っていた。
6月も水曜日に休む日があるかもしれないと云う。
恋するおばちゃんはU君の私生活が気になってならない。
足よりも腰を重点的に揉み解してくれるので随分と楽になった。
杖を使わずに歩くので腰に負担が掛かっているのだそうだ。
それに体重が掛かれば尚更の事である。
しかしもう杖に頼ることはしたくなかった。
サニーマートでベビーチーズを買い食べながら帰る。
空腹になるとやはり胃の痛みがあった。
胃薬は飲み続けているが思うように効かない。
来月には内科の通院があるので相談して見ようかとも思う。
胃痛は高校生の頃からありおそらく胃弱の体質なのだろう。
父方の祖父も父も胃弱だったので遺伝したのかも知れなかった。
入浴後、義父から電話があり代車にクーラーガスを補充したとのこと。
応急処置であるがひと夏は大丈夫だと思う。
義父もそれなりに会社の事を考えてくれているのだった。
真夏日の田んぼの作業は暑かったことだろう。
どんなに疲れていても責任を持って対処してくれる義父であった。
母の遺影に話し掛ける夜。母はいつも笑顔である。
「おとうさんがね」と一日の出来事を報告するのが日課であった。
ぶつかり合うこともなければ怒鳴り声も聞こえない。
母の魂は安らいでおり私を守り続けているようだ。
※以下今朝の詩
宇和島
子供の頃「町」と云えば 宇和島であった
お魚の匂いがする町で じゃこ天が美味しかった
まやちゃんのお母さんの出里で 一度だけ遊びに行ったことがある 幼い頃の記憶なので朧気だが 港の風景だけははっきりと憶えている
たくさんの船があった 漁を終えて帰って来たのか とても勇ましく見えた お魚の匂いがいっそう濃くなる
まやちゃんと追いかけっこをした 海に落ちてしまいそうで少し怖い 走り回るまやちゃんはすばしっこくて まるで海の中のお魚のようだった
港に夕暮れが迫る 海も眠るのだろうかと思う 「おなかがすいたね」 お魚が食べたくてならなかった
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