朝のうちは曇っていたが次第に晴れて暖かくなる。
平年並みの気温でも陽射しはもう春であった。
朝の山道ではいち早く咲いた白梅の花がもう散ってしまい
辺りが山だけに何だか寂しくてならない。
しかし山里へ着けば紅梅が咲いておりこころが和む。
職場の近くの梅林も白と紅が競い合うように咲いていた。
仄かに春が匂う。くすぐったいような匂いである。
みい太の餌係のお客さんが今朝も来てくれていたが
もう幾日も帰って来ず気の毒でならない。
「明日からはもうえいよ」と告げたら寂しそうに帰って行った。
恋だとしたら何処かの家に棲みついてしまったのかもしれず
もう帰って来ることはないかもしれない。
昨日の今日で義父の様子が気になっていたが
今朝は元気溌溂としており農機具の手入れをしていた。
工場の仕事も忙しかったが自分で優先順位を決めているのだろう。
要らぬ口を挟んではならずしたいようにさせるのが一番に思う。
同僚は大型車の車検整備と格闘しておりまだ数日掛かりそうだった。
今週は金曜日まで他の車検予約を入れていないのだが
その日までに完了しなかったらまた大変なことになるだろう。
順調そうに見えても思うようにはいかないものである。
午後は義父の農家仲間さんがやって来て機嫌よく話し込んでいた。
早くも今年のお米の価格を詮議しており皮算用をしている。
愉快な人達だなと思う。まだ種も撒いていないのに気が早過ぎはしないか。
事務仕事は残っていたが無理矢理終わらせ定時でカーブスへ向かう。
毎日が楽しくてならない。気分も明るく朗らかになったようだ。
明日は整形外科だが医師にまた「駆け足」をして見せよう。
もしかしたら手術をしなくても治るような気がして来た。
毎日がとんとんと過ぎて行く。決して完璧主義ではないのだが
一日のルーティンを達成するのが心地よくてならない。
午前4時から一日が始まりひとつひとつこなして行く。
何ひとつ欠けてはならない。それが自分に課すと云うことだろう。
平穏な日常程ありがたいことはなかった。
もし何かがあってひとつでも欠けてしまったら悔いが残る。
不完全燃焼となりくすぼり続けるのに違いない。
そうして日々を織り続けることが私の「生き甲斐」にも思う。
だからこそ「ある日突然」が怖くてならない。
死んでしまったら私の「ルーティン」は何処に消えるのだろう。
※以下今朝の詩
夢
思うようにはいかない けれども思ってしまう
種を蒔けば芽が出る 芽が出れば水を与え 伸びていくのを待つ
荒らされることもある 踏まれて無残になれば 再び種を蒔こうとする
夢を見過ぎてはならない けれども見てしまうのだ
叶うとは限らないのに 叶った気になってしまう
一粒の種を手のひらに載せ 未来を描こうとしている
永遠の明日など在りはしない 眠れば新しい朝が来ることを まるで夢のように願っていた
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