朝の内には黄砂が、その後は快晴となったが冷たい強風が吹く。
予報通りの寒波到来でしばらくは真冬並みの気温となりそうである。
なんだか春と冬がおしくらまんじゅうをしているようだ。
朝の山道を行けば山沿いに梅の木があり小さな白い花が咲いていた。
民家からは離れているが近くに畑があり誰かが植えていたのだろう。
毎年いち早く咲きほっこりと気分を和ませてくれる。
今朝は車のトラブルがありパワーウインドウが開かなくなっていた。
昨日までは何ともなかったので突然に壊れてしまったのか。
一ヵ所だけならモーターの故障が考えられるが全部の窓が開かない。
義父に相談したらヒューズ系の故障かもしれないと云う。
月曜日であり車検が3台も入庫しており私の車どころではなかった。
ダイハツに電話したら今週いっぱいは修理が出来ないのだそうだ。
車検はもちろんのこと一般修理も予約制になっていた。
どこも忙しいのだなとしばらくは我慢することにする。
義父は一見元気そうに見えたが腕の痛みが辛いとのこと。
それでも無理を強いて「種籾」の準備をしていた。
「種籾」はそのまま発芽さすことは出来ず消毒が必要らしい。
米作りは本当に大変で何と手間が掛かることだろうか。
そんな忙しさの中で中古車が一台売れた。
商談は義父任せで余計に忙しくさせてしまったようだ。
明日は県立病院へ行く予定である。義父はまた俎板の上の鯉になるだろう。
まさか入院はないと思うが少しでも完治に向かうことを願って止まない。
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4時に帰宅。洗濯物を畳みながら夫と「三匹が斬る」を見ていた。
最後に奉行所の悪役人を一人残らず斬り殺すのだが
大罪になりそうなのに何のお咎めがないのが不思議でならない。
夫に訊けば時代劇とはそう云うものなのだそうだ。
悪者イコール死である。今の世では考えられないことであった。
私も灰汁が強く決して善人とは思えないが
今のところ誰からも恨まれてはいないようである。
ただ嫌われることはある。正直過ぎるせいかもしれない。
ずばっと本音を言ってしまう時があって相手を傷つけてしまうのだ。
どれほど縁深くてもそれは忽ちに切れてしまうものだった。
縁は儚く一度切れてしまうと修復は不可能に等しい。
けれども私は自分を責めることをしない。
責めてしまえば私自身が傷ついてしまうからだろう。
いつだって「去る者は追わず」であった。
そうして「来る者は拒まず」を貫きながら生きている。
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