ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2025年02月15日(土) ささやかな未来

曇り日。気温は10℃を超えていたが肌寒い一日だった。

今夜から明日の明け方にかけて雨になりそうである。

一雨ごとに春とはいかないだろう。来週はまた寒波になりそうだ。



けい君11歳の誕生日。元旦に会ったきりだが元気にしているだろうか。

息子が仕事なら独りぼっちで留守番をしているかもしれないと

電話をしてみたら「今日は誕生日だぞ」と息子の弾んだ声がする。

新しいゲームを買ってもらったのだろう。父親と一緒に遊んでいるようだった。

寂しい思いをしていなくてほんとうに良かったとほっとした。


今春にはもう6年生になる。あっという間の11年だった。

母親のことで辛い思いをした頃もあったが「いま」が一番に思う。

真っ直ぐに成長することをただただ祈るばかりである。


今日は11年前の2月の日記を読み返していた。

満月だったのだ。まるで月から授かった天使のような「いのち」である。




朝のうちにカーブスへ行っていたが午後はまたひたすら寝て過ごす。

義父から着信が2回あった。最初は仕事の段取りの相談であったが

二回目には酷くしんどそうな声で首や腕の痛みを訴えていた。

朝のうちは地区の田役に行っていたらしく力仕事をしたのだろう。

無理をしてでも務めるのが義父の性分である。

とにかく早めに寝るように伝えたが何とも弱々しい声であった。

いったい何が義父を突き動かしているのだろうと思う。

壊れてしまうまで身体を酷使しようとしているとしか思えなかった。


私と義父の会話を横で聞いていた夫が「まるで母親だな」と云う。

いつものことだがあまり良い気がしなかったのかもしれない。

夫は未だに義父の事を「おとうさん」と呼んだことがなかった。



ぐるぐると空回りするように色んなことが押し寄せて来る。

順調とは行かない事ばかりでいつまで経っても落ち着かない。

これ程までに私を試しているのはいったい誰なのだろうと思う。


義父はもちろんのことだが私も夫も老い先は短い。

未来を考えるほどの心の余裕もなかった。

生かされる限りのささやかな未来なのだろう。

その時に思い残すことがないような生き方をしたいものだ。






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