最高気温が20℃近くなり異常な程の暖かさとなる。
まだ寒の真っ最中なのに戸惑うばかりであった。
天変地異の前触れのようにも思えて少し不安にもなって来る。
寒さは苦手だがやはり平年並みの気温が一番なのだろう。
今朝はどうした訳か職場に着くなり喉の辺りが激しく痛む。
鏡で見ると腫れていて触ると飛び上がる程の痛さであった。
数日前から歯茎が腫れていたのでそのせいかもしれないが
どうして喉なのか理解出来ず困り果ててしまった。
しばらく我慢していたが耐えられなくなり近くの診療所へ走る。
内科であり専門外にも関わらず医師はとても親身になってくれた。
唾液線が炎症を起こしているらしく何かの細菌が悪さをしているらしい。
本来なら咽喉科を受診するべきところだが応急の処置をしてくれた。
抗生剤と鎮痛剤を処方してくれたので昼食後に早速服用する。
そうしたら30分もしないうちに今度は眩暈に襲われてしまった。
とても仕事どころではなくなり車中でしばらく横になり様子を見る。
おそらくどちらかの薬の副作用ではないかと思われた。
直ぐに医師に相談するべきだったが敢えてそれをしなかった。
喉の痛みは既に治まっており足の痛みまで楽になっていたのだ。
午後は少し仕事が出来たが義父に相談し早めに終わらせてもらった。
何とか買い物を済ませ帰宅するなり一時間程寝ただろうか。
目覚めたら眩暈は治まっており随分と楽になっていた。
夫に心配を掛けてしまったが夕食の支度もちゃんと出来てほっとする。
喫煙はどうしても止めることが出来ず唾液腺の炎症もそのせいに思えた。
それ程までに喉を酷使しているのだろう。これも自業自得である。
またかと思いつつひたすら自己嫌悪に陥るばかりであった。
どうすれば良いのか分からない。自分を制御することが出来ない。
意志の弱さよりも精神的な弱さとしか思えなかった。
幸い今夜は痛みが治まっているが明日はどうだろうと不安でならない。
なんだか自分で身を切り刻んでいるような気持になった。
刻んでしまえば私は欠片になるのだろうか。
それでも生きて行けるのだろうか。
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