ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年10月26日(土) 老婆心と愛情

連日の曇り日。しばらく秋晴れは望めそうにない。

蒸し暑さもあり半袖で十分であった。

秋物の出番はなくすぐに冬物になってしまいそうだ。


宿毛市郊外の畑で秋桜が満開になっているそうだ。

見るだけで良いからと夫に頼んでみたがやはり却下される。

もう何を言っても無理なようで諦めるしかなさそうだ。


道端の秋桜はもうすっかり散ってしまって枯れ始めている。

その秋桜は稲刈り後に種を蒔いたのだそうで遅咲きになるのだろう。

とても貴重に思えるのだが夫とは価値観が全く違うようだった。


家に居ると煙草ばかり吸ってしまう。何とかして逃れたいが

意思の弱さもあるのだろう。雁字搦めになるばかりであった。


茶の間でテレビでも見ようと思い行ってみたら

夫が朝から「暴れん坊将軍」を見ていた。

ネットフィリックスでは一日中見られるのだそうだ。

私も嫌いではないのでしばらく一緒に見ていたが

何となくそわそわと落ち着かなくなりまた自室へと戻る。

そうしてまた煙草である。我ながら呆れ返って情けなくてならない。

情緒不安定なのだろうか。何だか自分が壊れているような気がする。



10時になるのを待ち兼ねてカーブスへ行った。

これはこれで良き気分転換となりそれなりに楽しいのだ。

心地よく汗を流し元気な自分が嬉しくてならない。

けれどもそれもつかの間の事。家に帰ればまた元の木阿弥となる。

昼食をお腹一杯に食べとにかく寝ることである。

寝てさえいれば煙草を吸わなくても良いのだ。

そこで気づくのは吸いたくて吸っているのはないと云うこと。

ここまで来れば病的な依存症であることは間違いないと思う。


結局3時まで寝ていた。向井理が主演のドラマ風の夢を見ていたようだ。

もう少しでラストだったのに残念ながら目が覚めてしまう。

何だか最終回の途中で壊れてしまったテレビのようであった。

今夜続きが見られたら良いがそれは無理な話だろう。


4時までまた自室に籠りSNSのタイムラインを追っていた。

小泉今日子が絶対に選挙に行きましょうと訴えている。

私達夫婦は必ず行くが娘達は全く興味がない様子であった。

とにかく自民党の票を一票でも少なくしなくてはならない。

日本国民としてそれは当然の事のように思う。


一時間で10本の煙草。後悔以上にもう自滅である。

ここまで落ちぶれたかとひたすら自責の念に駆られるばかりであった。

明日も外出が無理ならどうしようと途方に暮れている。

夫に訳は話せなかった。話せたらどんなにか救われるだろうか。



夕食は娘達とは別々にそれぞれが食べたい物とする。

私達はサニーマートのお惣菜で簡単に済ませたが

娘達は「キムチ鍋」を作ったようで今もまだ家族団欒をしている。

あやちゃんがにこにこと笑顔で何とも微笑ましく感じた。


めいちゃんは二従兄弟のまあちゃんの家にお泊りなのだそうだ。

夕食もご馳走になるらしくリュックを背負い出掛けて行った。

気のせいかもしれないがめいちゃんが不在だとあやちゃんのテンションが高い。

両親を独り占め出来るからかもしれなかった。

それだけ普段はじっと耐えているのではないだろうか。

甘えたくても甘えられない。それは2歳でお姉ちゃんになってから

ずっと続いている宿命のようなものかもしれない。


すっかり大人びて見えるあやちゃんであったが根はまだ子供なのだ。

干渉は禁じられているが声を掛けたくてたまらない時がある。


何が正解で何が間違いなのか。老婆心よりも大切な愛情が必要に思う。






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