ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年09月11日(水) 黄色いさくらんぼ

朝はどんよりとした曇り空だったが次第に晴れて来る。

猛暑日にこそならなかったが厳しい残暑となった。


最近よく見かけるのは「仙人草」の純白の花である。

写真を載せられないので分り難いと思うが

蔓状になっており木やフェンスなどに絡みついている。

属名「クレマチス」別名「馬の歯落とし」「牛食わず」とも云われ

可憐な花に似合わず有毒植物なのだそうだ。

花から長い毛が伸びておりそれが仙人の髭に似ていることから

「仙人草」と呼ばれるようになったらしい。

見慣れた花でも調べてみると知らないことがいっぱいあって面白い。




頭を悩ませていた資金繰りの目途がなんとか立ちそうになった。

とにかく売上次第なのだが近いうちに大口の入金がありそうなのだ。

今日は義父に助けてもらいながらその段取りをしていた。

私一人では前へ進めなかっただろう。社長あってこその私である。


目の前が明るくなりもう思い悩むまいと思う。

まだ大船に乗った気分にはなれないが桟橋に立っているのだろう。

きっと何とかなるとやっと思えるようになった。

海は荒波である。やがて辿り着くであろう島影が遠くに見えている。


午後は来客があり忙しかったが3時に退社した。

楽しみのFMラジオは1950年代の特集をしており

「黄色いさくらんぼ」とは何と大昔の曲に思える。

私が4歳の頃に流行した曲なのだそうだ。

おそらく母が口ずさんでいたのだろう。不思議と歌詞を憶えていた。

父も母も歌がとても好きだった。懐かしい記憶が溢れて来る。


買い物を済ませ4時に帰宅。制限時間は30分であった。

とにかく短歌しかない。書かずに一日を終えるわけにはいかない。

自分に課すと云うことは生半可な気持ちでは済まされなかった。

「ようし書くぞ」と思う。今日こそはまともな短歌を書きたかったのだ。

けれども「まとも」とはいったい何を基準にしているのだろう。

私がまともでないことは既に知り渡っているのではないかと思う。

「ええい、つべこべ言うな」そこで開き直るのが私であった。


夏雲を見上げながらの帰り道明日は秋なら歌を詠おう

絡みつき緑を覆う純白を仙人草と誰が名付けた

相応しいことなのだろう青空に鯨のような雲を浮かべて


いったい何処がまともなのだろうか。







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