ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年08月09日(金) 「平穏」を噛みしめる

秋は名のみの陽射しの強さよ。連日の猛暑日が続いており

江川崎では39.3℃を記録したようだ。

午前中は全国一であったが午後から三重県の桑名市に抜かれてしまう。

なんと40.4℃の驚異的な暑さであった。

毎日のランキングを見るのが日課となってしまって

決して喜ぶべきことではないのに一喜一憂している。



昨日の地震はやはり「南海トラフ巨大地震」の前兆であるらしい。

一週間以内に襲って来る可能性があるとのことで気が気ではなかった。

今日かも知れない明日かも知れないと不安は募るばかりである。

備えながら日常生活を送るようにと言われても途方に暮れてしまう。

それはその時何処に居るのかでも随分と違って来るだろう。

出来ることなら家族がみな揃っている時間帯を望むが

そうそう理想どうりにはいかないだろう。

夫に言わせれば「その時はその時のことよ」それが正解だと思う。

とにかく身を守らなければ避難することもままならないだろう。

当たって砕けろではないが身構えるように過ごすしかなかった。




今朝は職場に着くなりトラブルがあった。

半年前に中古車を購入してくれたお客さんが怒鳴り込んで来る。

いつもは穏やかな人なのに余程腹が立っていたのだろう。

急にエアコンが効かなくなったのだそうだ。

お孫さんのために購入してくれていたので「孫が死ぬぞ」と怒鳴る。

幸い義父が居てくれたので直ぐに対応してくれて助かった。

どうやらエアコンの故障ではなくオーバーヒートが原因のようだった。

中古車の場合一年間は保障しているので無償で修理が可能だったが

「もう新車にするか」と義父と意気投合し早速に購入することになる。

めでたしめでたしで一件落着となりなんとほっとしたことだろう。

「怒鳴って済まんかったな」と私に握手を求めて来た。

いつもの穏やかな笑顔である。握った手のひらのなんと暖かいこと。





今夜は夫が息子のマンションに行っている。

入浴後の晩酌も我慢しささっと夕食を食べてから出掛けて行った。

息子は準夜勤で10時までの勤務だと云うこと。

いつもならけい君は独りで留守番をしているのだが

地震騒動で余程心細くなったのだろう。

もし今夜大地震が来たらと思うととても独りでは置いていられない。

息子が帰宅するまで一緒に居てあげたらどんなにか安心なことか。


本来なら我が家で預かるのが一番なのだが

もはや居候化した私達に決める権利はないように思う。

息子とけい君が不憫でならなかったが穏便に済ますのが得策のようだ。


日々は流れて行く。その流れに逆らってはいけない。

もがけばもがく程泥沼に足を取られるのに違いない。

誰にも辛い思いをさせずに「平穏」を噛みしめる日々であることを願う。


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