しとしとと雨の一日。気温は朝よりも低くなり肌寒さを感じた。
明日は晴れそうだがそろそろ梅雨入りも近いことだろう。
梅雨は無くてはならない季節なのだそうだ。
豪雨災害に繋がる場合もあるが何よりも飲み水である。
世界的に見ても日本ほど水に恵まれている国は無いと云う。
どくだみの花をあちらこちらで見かけるようになった。
けれども昔ほどではない。今は雑草扱いにされることが多い。
白い十字架のような可憐な花で私はとても好きである。
以前にSNSで熱湯を掛けて処分したと発信していた人がいたが
なんと惨いことをするのだろうと悲しかったことを憶えている。
「いいね」が沢山付いていた。どくだみに何の罪があるのだろう。
「私もやってみますね」とコメントしていた人もいて嘆かわしかった。
それがつい最近の事どくだみを刈って陰干しした人がいた。
昔は何処の家でもそうしていたが今は珍しい光景である。
その人はどくだみの効用についても発信しておりひたすら尊敬する。
貴重な存在であった。大げさかもしれないが神様のように思えたのだ。
私は45年前に妊娠4ヶ月で嫁いできたが
姑さんが身体に良いからと言って「どくだみ茶」を飲ませてくれた。
臭みは全くなく香ばしくとても美味しかったことを憶えている。
厳しかった姑さんにあまり良い思い出はないが
どくだみの花を見る度に姑さんのことを懐かしく思い出す。
雨で洗濯物も干せず朝からごろごろと寝てばかりだった。
例の「失禁パンツ」も一緒に乾燥機に入れてみる。
これで乾かなかったら捨ててしまおうと思っていたのだが
思いがけずに乾いており畳んで箪笥の奥に仕舞った。
もう履くことはないだろうが「もったいない」が先に立つ。
最低限の家事である。買物に行って昼食を済ますとまた寝ていた。
2時前に一度目を覚まし自室でパソコンに向かい短歌を書く。
今日も駄作であったがそれが精一杯であった。
自分に出来ることをと思う。上を目指すほどの才能はない。
夫が大相撲を観ていたので一緒に観戦するつもりがまた寝ていた。
「いい加減に起きないか」と夫の声で4時にやっと目を覚ます。
鼾をかいて寝ていたらしく夫はひたすら苦笑いである。
昼間それだけ寝たら夜は眠れないだろうと思いがちだが
私の場合はとことん熟睡するのである意味異常なのだろう。
寝ることと食べることだけが楽しみであると云っても過言ではない。
大相撲を観ながら夕食の支度。大の里が勝ったので嬉しかった。
娘が「一口カツ」を揚げてくれていたので私は「アスパラベーコン」と
「スンドゥブ」を作る。夫は「たこわさ」でもう晩酌を始めていた。
食べ終わると一服し食器を洗い終えるとお風呂である。
そうしてだいたい7時頃この日記を書き始めるのが日課であった。
毎日が淡々と過ぎて行く。その淡々が心地よくてならない。
特別な事など無くても良いのだ。平凡こそが幸せだと思う。
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