ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年04月02日(火) 明日は散るかな桜花

花冷えだろうか今朝は少し肌寒かったが

日中は風もなくずいぶんと暖かくなった。

雨が近づいているらしく午後には雲が広がり

何処からともなく蛙の鳴き声が聞こえていた。


出勤時に四万十大橋を渡っているとS子ちゃんの車とすれ違った。

12年もの間村の商工会に勤めていたのだが

この春の異動で黒潮町に転勤になったのである。

「また会える日もあるよね」と笑顔で別れたのだが

まさかこんなに早く再会できるとは夢にも思っていなかった。

あっS子ちゃんのプリウスだと気づいたのは一瞬のことで

窓を開けて手を振ることも間に合わずとても残念に思う。

けれども明日がある。明後日もある。これから毎朝会えることだろう。

私もぼんやりしていてはいけない。手を振る準備をしておかなくては。

そう思うと朝の道が楽しみでならずなんだかわくわくとしてきた。




仕事は3月の繁忙期を乗り越えたようにも思えるが

まだまだ油断は出来ず既に来週いっぱいは予約で埋まった。

来週には義父が田植えを始めるらしいがどうなることだろう。

どちらもも順調に捗るようにと願ってやまない。


気になるのは同僚の体調のこと。昨日は不整脈の発作が起きてしまい

仕事を終えてから救急外来へ行っていたそうだ。

ゆっくりと休ませてあげたいが今日も無理をさせてしまった。

義父に相談しても無理な話で「煙草の吸い過ぎじゃ」と怒るばかり。

一歩間違えればパワハラである。もう少し親身になってあげて欲しい。




3時に退社。今日は娘が店舗の片付けに行っていて遅くなるらしい。

昨日の歓びもつかの間であったが今日は今日のことをと思う。

サニーマートであれこれと悩みながらとにかく半額品を買った。

鮭の切り身が半額。脂がのっていてとても美味しそうだった。

後は特売の茄子と南瓜を買い天婦羅にすることにする。


南瓜の素揚げが大好きなあやちゃんにお手伝いを頼んでみたが

部屋に閉じ籠っており応答がなかった。

私もつい苛立ってしまって「じゃあもういい」と怒鳴り散らす。

いけないいけない。また血圧が上がってしまいそうだ。


とにかく落ち着こうとパソコンに向かい短歌を書いた。

何度か深呼吸をしたのが良かったのだろう我ながら上出来である。

ここだけの話だが俵万智の短歌よりずっと優れていると思った。


「雨近く花を曇らせ薄紅の恋したひとも明日は散るかな」


今はまだ降っていないが今夜遅くからまとまった雨になりそうだ。

おそらく桜散らしの雨になることだろう。

儚いようで潔い。そんな花のいのちが愛しくてならない。





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