5月らしい爽やかな晴天。風が涼しく感じられた。
昨日千切れてしまったアマリリスの花を水中花にしていたら
今朝は蕾だった方も開きふたつの花が水に浮かんでいた。
捨ててしまっていたらそんな姿も見られなかったことだろう。
千切れた花にも確かにいのちが宿っていることを改めて知った。
仕事を終えてから二度目の禁煙外来へ。
煙草を吸ってしまったことを叱られるのではと緊張していたが
医師も看護師さんも優しい笑顔で頷いてくれたのだった。
体内の一酸化炭素の濃度を測ったら殆どゼロに近くなっていた。
2週間前と比べたら大きな差でそれが成果に繋がる。
体内に一酸化炭素が増えると動脈硬化や脳梗塞になり易いのだそうだ。
永遠に吸い続けていたらと思うとぞっとするような事実である。
完全禁煙も5日目になっており随分と自信もついてきた。
医師にその度合いを訊かれたので90%だと答える。
今のところ前途はとても明るい。このままなんとしても乗り越えよう。
ニコチネルは引き続き貼り続けなければいけない。
体内にニコチンを吸収させて害はないのだろうかと心配になったが
急に貼るのをやめてしまったら禁断症状が出易くなるのだそうだ。
とにかく自分が治療中であることを意識して過ごさねばならない。
以前のひと月間の禁煙を思い出すとぶり返すことも在り得るだろう。
成功したと喜んでいてもどこに落とし穴があるか分からないのだ。
さきほど血圧を測ったらまた平常値になっていた。
それは初めて禁煙外来に行った時と同じ現象である。
やはり精神的な要因があるのだと思わずにいられない。
ストレスとは厄介なもので自分では気づかないことも多い。
不安や緊張も大いにストレスに繋がっているのだろう。
特に私は神経症なのでそれも考えられると自分なりに判断している。
すべてのことが順調だとは言い切れないが確実に前へ進んでいる。
もう二度と元の木阿弥になることはないだろう。
今朝はSNSで昨日見た栴檀の花の散る様子を詩にしてみた。
そうしたらK子さんが真っ先に作風が変わったと気づいてくれる。
「詩に近づいてきた」とコメントがあり少し苦笑いをしてしまった。
それでは今まで私の書いて来たものは詩ではなかったのだろうか。
自分は詩人だと名乗る人に読まれるよりも
詩とは全く関係のない暮らしをしている人に読まれるのが嬉しい。
それだけ誰のこころにも伝わることが出来るのだと思う。
ひとの心を打つ。ひとの心に響く。そんな詩を私は書きたい。
K子さんは東日本大震災の被災地でもある石巻で暮らしている。
クリスチャンであり毎朝「みことば」を発信し続けている。
84歳の高齢でありながら若々しく溌溂としていて私は大好きだ。
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