2023年03月02日(木) |
満ち足りることよりも |
半分はきみにあげようこの月のぬくもりほどの光る真心
満ち足りることよりも
ささやかなことを望む
たとえば優しすぎるきみより
厳しい眼差しのきみが好きだ
求めればよけいに辛くなる
かと言って手放しはしない
分かち合うことが出来る
半分の真心があるならば
このぬくもりを共に生きよう
窓から月は見えなかったが半分の月だろうと想像しながら書いた。
こんなふうに説明をしなければ解り難いと思う。
「半分の真心」とはいったいどのようなものなのだろう。
分かち合うから半分になるのだろうか。それはすべてではなくて
共にぬくもりを感じるようなささやかなものなのかもしれない。
とにかく理解に苦しむ。いったい何を表現したかったのだろうか。
今日は冬型の気圧配置となり風が冷たかった。
明日の朝は真冬並みの寒さになるのだそうだ。
昔大好きだったNSPの歌「弥生冷たい風」を思い出す。
あの歌の中では桜がもう散り始めているのだから「花冷え」なのだろう。
桜の季節になると必ず寒の戻りがあるものだった。
今年は18日頃だとか。開花宣言があることだろう。
全国的に平年よりも早い開花になるそうである。
北海道は5月が見頃らしい。正しく寒さなければ花は咲かずである。
たけさん。りゅう。よしえさん。会うことは叶わないけれど
こうして名を呼ぶことは出来る友たちが住んでいる。
死ぬまでに一度は訪ねたかった北海道であったがおそらくもうそれは
叶わないまま夢として終わることであろう。
あとどれくらいの人生なのか考えない日はないくらいだ。
切羽詰まって来ると明日の命さえも心細くてならない。
欲深いものだから思い残すことがたくさん在り過ぎる。
そのひとつひとつを宥めながら生きているような日々であった。
やはり私は満ち足りることよりもささやかなことを望んでいる。
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