こどくとは毒のようなものなのか私の灰汁もそれに似ている
決してうつくしくはない
浮き上がった汚れは
ふつふつと漂っている
私は孤独のふりをして
膝を抱えているけれど
振り向けば誰かが居て
そっと声が聴こえてくる
毒ならば捨ててしまおう
やがては澄んだ水のように
生かされる時が来るだろう
短歌は3年前に書いたもの。誰も憶えてはいないと自信がある。
この短歌で詩を書いてみたらどんな詩になるだろうかと
試しに書いてみたのだった。止めて置けば良いものを。
結果はご覧の通りである。またしても意味不明なものになった。
私は自分のことを灰汁の強い人間だと思っている。
変わり者で偏屈であるし頑固でもあるのだ。
人当たりは良いかもしれないが表と裏があるように思う。
正直者でもないし素直でもない。ようはろくでもない人間なのだ。
どうだ参ったか。ここまで自分をこき下ろすとなんと心地よいことか。
これは癖になるなとほくそ笑んでいるところである。
普段は優しそうな仮面を付けているが外すと鬼ばばあなのだ。
だからうかうかと近づいたらきっと酷い目にあうだろう。
刃物を振舞わすようなことはしないが危険なことには変わりない。
自分では無意識のうちにぐさっと突き刺さる言葉を発する時もある。
ああオソロシヤ。こんな人の日記をずっと読んでいたなんて
そう思った人は一刻も早く逃げておしまいなさい。
「恨めしや」と追い駆けることなどしないので安心するのです。
私は時々こんなふうにやけっぱちになる。
決して孤独ではないというのにどうしてなのかよく分からない。
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