ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2023年01月20日(金) 「いのち」と書こう

さらさらと血は指先に流れ着き言葉の海を彷徨っている


何も書けそうにない

そう諦めてしまう前に

指先に理由を訊いてみる



心が乱れているのだそうだ

どうにも落ち着かなくて

居場所さえ見つからないと



目の前にあるのは言葉の海

私は砂を踏みしめながら歩いている


「いのち」と書けるかもしれない





夜明け前のひと時を試練のように思っている。

集中力が無く心がとても乱れているのを

なんとか落ち着かせようと自分なりに努力しているつもりである。

頭から書けないと諦めないことだ。少しでも希望を持ちたい。

支離滅裂でも良いではないか。私は確かに生きているのだもの。

書けないのを煙草のせいにしてしまうのはあまりにも卑怯だと思う。



職場では同僚が。家では娘夫婦が。

身近に喫煙者が居ると禁煙は極めて難しいと思い知る。

だからと言って周りを責めるほど私は愚かではない。

人は人、自分は自分である。とにかく自分さえしっかりしていれば。


今日もルンペンのようにシケモクを拾いながら考えていた。

禁煙を達成することがそんなに重要なことなのかと。

ふともっと長い目で見てみたらどうだろうと思ったのだ。

たとえ一年かかってもゴールは必ずあるのに違いない。

途中で挫折しても良い。弱音を吐いても良いだろう。

肝心なのは自分を責めて追い詰めないことではないだろうか。


そう思うと少し気持ちが楽になった。

私はもうスタートしている。焦らずゆっくりで良いのだ。

きっと煙草が必要でなくなる日が来るのだと信じたい。

終わらない冬はない。きっと訪れる春があるように。



今朝は山道を走っていると梅の花が一輪咲いていた。

来週には猛烈な寒波が襲って来るらしいけれど

一度咲いた梅の花はささやかな春の使者で在り続けるだろう。


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