2022年08月14日(日) |
少しだけ残しておいた夢がある |
連日の猛暑日。今日も厳しい残暑となる。
今朝はとても思いがけずに嬉しいことがあった。
感極まりほろほろと涙がこぼれる。
高知新聞の「高新文芸」で短歌が一席に選ばれていたのだった。
3月に月間賞を頂いてからもどれほど投稿を続けたことだろう。
それは悉く落選となり紙面に掲載されることは無かったのだ。
その口惜しさをバネにと思いながらも自信は失われるばかり。
それでも諦めずに投稿を続けていて本当に良かったと思う。
真っ先に父の顔が浮かんだ。生きていればどんなにか喜んでくれただろう。
いや違う。父の魂が私を救ってくれたのに違いない。
お盆の時期ほど魂が身近に感じられることはなかった。
この世に帰って来てくれている。そうして私を守ってくれたのだろう。
これからも諦めずに頑張れよ。そんな声も聴こえて来るのだった。
生前最後に父に会った日に「おまえは短歌をやれ」と言ってくれた。
私はその言葉が父の遺言だったと思って今まで過ごして来た。
だからどんなに蔑まれても自分を見失ってはいけないのだと思う。
そうして今回のようなことがあっても決して驕らないことだ。
驕ることほど醜いことはない。またこつこつと努力を惜しまずにいたい。
「少しだけ残しておいた夢がある林檎のようにかじる一切れ」
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