最高気温が10℃を超えずいぶんと暖かく感じた。
山里では昨日の雪が融け始め屋根からぽたぽたと雨だれのように落ちる。
県道沿いのとあるお店の前には大きな雪だるまがふたつ。
それは一気には融けず雪の名残を残しつつ可愛らしい姿であった。
工場の仕事がやっと片づく。予定通り明日は仕事納めが出来そう。
事務所は特に急ぎの仕事もなく窓拭きをしたり注連縄を飾ったり。
定時でタイムカードを押せたので図書館に寄っていた。
今日が御用納めなので明日から休館になる。
年末年始に読む本が無くなるのでとりあえず4冊借りた。
今年ほど読書に夢中になったことはかつて無かったように思う。
本屋さんに行くこともなくなり図書館に助けられた一年だった。
無料で本が読めることがとても有り難くてならない。
娘が元旦には昆布巻きが食べたいとのこと。
おせち料理など縁がない私だけれど毎年昆布巻きだけは作っている。
娘の大好物で食べないと新年が来ないとさえ言う。
昆布、かんぴょう、牛蒡はすでに買ってあるのだけれど
鯖はまだ良いかなと後回しにしていた。
今日こそはとスーパーの鮮魚売り場を覗いて愕然とする。
昨日まであった大きな清水鯖が一匹も見当たらないのだった。
仕方なく痩せ細ったような小さな鯖を2匹買い求めた。
おまけに今日から三枚おろし等の調理はお断りしますとのこと。
昨日のうちに買っておけば良かったと悔やまれてならない。
けれども美味しい昆布巻きを作る自信はあるようだ。
毎年作るたびに最後かもしれないと思う。
娘に伝授しておかなければと思うのだけれど
娘はまだまだ先の事といつも笑い飛ばすのだった。
背中を押されるように年の瀬が迫って来る。
心細さなどほんの些細な事なのだろう。
|