2021年03月26日(金) |
いつかきっと「その日」のために |
最高気温がほぼ25℃となりまるで初夏のような陽気だった。
そよそよと吹く風に身を任せるように桜が散り始める。
明後日には雨の予報。花散らしの雨になるのかもしれない。
めいちゃんと保育園へ。とうとう最後の朝になってしまった。
それなのにいつもと変わらない。長い髪を揺らしながら
仔馬のように駆けて行く。そんな後ろ姿を心のアルバムに残したい。
ふと大きくなっても憶えているのかなと思った。
幼い頃の記憶はとても曖昧なもので途切れ途切れになりがち。
私自身も保育園時代の事は殆ど憶えていないのだった。
せめてここにこうして日記として書き残すことで
孫たちが大きくなって読み返してくれる機会があればと願っている。
けれどもネット上にいつまでも在り続けられるのだろうか。
それを思うとなんとも儚い行為に思えて居たたまれなくなる。
それでも「書く」もう19年目の春を迎えたのだ。
明日はめいちゃんの卒園式。
コロナ禍のことで半分は諦めかけていたけれど
幸いなことに卒園児の祖父母も出席を許されたのだった。
一時は卒園式が中止になる可能性もあっただけに
こんなに嬉しいことはなかった。なんだか夢のような気持ちでいる。
明日もおばあちゃんは書きます。
いつか大きくなっためいちゃんが読んでくれる日のために。
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