今朝は少し肌寒くなり「寒の戻り」というより「花冷え」だろうか。
それも日中の寒さを表す言葉だと思うので間違いかもしれない。
古くからの日本語はとても風情があり好きなのだけれど
私のように無知無学な者は時に使い方を間違ってしまうことがある。
日中は今日も20℃を超えすっかり春の陽気となった。
「桜色」は元々山桜の色を指すのだと初めて知った朝のこと。
葉が緑ではなく茶色を帯びた桃色をしているので
遠くから見ると山がほんのりと桃色に見えるからなのだそう。
それが「桜色」の由来だと朝のラジオで聴き目から鱗だった。
ちょうど山道でのこと。しみじみとその桜色を眺める。
里の染井吉野はまだ蕾だというのに山桜はほぼ満開に見えた。
今週の仕事を順調に終え少し早めに帰宅する。
娘が遅くなると連絡がありめいちゃんをお迎えに保育園へ。
担任の保育士さんに卒園式の詳細を訊ねたところ
人数制限があるものの卒園児の祖父母も出席しても良いとのこと。
思わず「よかったあ」と歓声をあげてしまった。
しかし昨日のこと市内からコロナ感染者が出ていて
もし拡がるようであれば卒園式が中止になる可能性もあるという。
あと一週間ほどなのだ。なんとしても感染が拡がらない事を祈る。
夕方のニュースでまた一人増える。しかも変異株だと聞き驚く。
いったいどんな経緯で感染したのか報道では全くわからなかった。
また大きな不安。ひしひしと恐怖心に苛まれるばかりである。
子供になんの罪があるのだろうと思わずにいられない。
どうかどうか無事に卒園式が出来ますようにとひたすら祈っている。
桜色に染まる春。それはきっと平穏無事の色なのに違いない。
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