夜明け前までぽつぽつと雨。滴ほどの雨だれの音を聴く。
体調がいまひとつでなんとなく心細い。
どこかに突き落とされそうな不安があった。
しっかりしなくてはと思いながらいつものように歌を詠む。
いまもそうだけれど書くことは生きることなのだ。
もはやもう私の生きがいになっているのだろう。
それなりに仕事。それもお昼までが限界だったようで
お昼に頓服の薬を飲むと一気に睡魔がおそってくる。
一時間ほど車の中で寝てそのまま早退させてもらった。
義父や同僚に心配をかけてしまってなんとも申し訳ない。
薬が効いたのか夕方にはずいぶんと楽になっていた。
娘と肩を並べて夕食の支度。それが楽しいと思える。
めいちゃんの食欲も出て来て何よりも嬉しい。
お風呂で昨夜洗えなかった髪も洗うことが出来た。
さっぱりと気持ち良くなって今こうしてこれを記している。
書けるのが嬉しい。ああ書けたなとほっとする。
不調が峠だとしたらもう越えたのだろう。
いまはなだらかな野原にいて空を仰いでいる時のようだ。
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