台風9号の影響で夜中から明け方にかけて強い風。
日中は風も和らぎ思いがけないほどの青空になった。
追いかけるように10号が不気味に近づいて来ている。
9号より少し東寄りのコースでかなり影響がありそうだ。
備えあれば憂いなし。用心に越したことはないだろう。
昨夜はこの日記を書き終えてから母に電話。
思うように面会に行けない日が続いておりせめて声だけでもと。
ずっと不通だった母の携帯電話がやっと繋がるようになる。
ケアマネさんにお願いして確かめてもらったら
電池切れの状態で放置してあったとのこと
これからはそんなことがないように気にかけてくれるそうだ。
「ケイタイは要らない。誰からもかかってこない」と言ったそう。
母の寂しさがひしひしと伝わって来て胸が締め付けられそうだった。
私にも落ち度がある。不通になった時にすぐに対処するべきだった。
電話の母の声はとても明るくて救われるような思い。
冗談を言い合って笑い合うことも多くなった。
最後にはいつも「気をつけてね」と何度も繰り返し言ってくれる。
それが母の精一杯の優しさだと思うと胸が熱くなってくる。
「ぐっすり眠ってね。おやすみなさい」電話を切ろうとすると
「ありがとうね。嬉しかったよ」となんだか涙声の母だった。
今夜も待っているかもしれない。そう思いながらもなぜか躊躇う。
この気持ちは言葉にし難い。きっとほんの少しの距離を求めている。
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