2020年06月29日(月) |
みかちゃんおやすみなさい |
晴れのち曇り。今夜から雨になりそう。
今にも降り出しそうな空を仰ぎながらこれを記し始めた。
身体にまとわりつきそうな湿気。せわしなく首を振り続ける扇風機。
歌うようなことは何もないけれどふと歌を詠んでみたくなる。
そんなふとしたことにしがみつこうとしている愚かな私がいた。
仕事は活気に満ちており今週も忙しくなりそう。
明日はもう月末。まるで駆け抜けたような6月だった。
資金繰りさえ整えばもう怖いものなどない。
支払い予定のノートを見ながら「うん大丈夫」と肩の荷を下ろす。
同僚にもほんの気持ちだけれど「がんばったで賞」を手渡す。
よほど思いがけなかったのか今日はとても機嫌が良かった。
てきぱきと仕事をこなしてくれる。なんとありがたいことだろう。
どんなに頑張っても報われないのではあまりにも理不尽におもう。
私の一存で出来る事ならばこれからもそうしてあげたかった。
帰り道に税理士事務所に寄り決算の帳簿類を手渡す。
もう30年以上もお世話になっている事務員さんと話していたら
なんと私と同じ「みか」という名前だと初めて知った。
お互いに姓で呼び合ってずいぶんと長い歳月が流れてしまったのだ。
今度からは「みかちゃん」と呼ぼう。なんだかわくわくと嬉しい。
帰宅しながらみかちゃんのことをかんがえていた。
5時まで仕事だろうなあ。それから買物をして夕飯も遅くなるだろう。
家族は何人いるのだろう。その前にみかちゃんは何歳なのだろうとか。
考えだしたら果てしなく妄想もふくらんできて愉快になってきた。
みかちゃんおつかれさま。みかちゃんおやすみなさい。
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