午前8時にはもう30℃になっていた。
今日もうだるような暑さとなる。
あやちゃん学童の「竹の子学級」へ。
学校ではなく地区の集会所なのだけれど
今朝はクルマで送って行く。
めいちゃんも保育園へ。「おばあちゃんと行きたい」と
ふたりをそれぞれに送って行く笑顔の朝だった。
仕事は来客が多く嬉しい悲鳴をあげていた。
疎かにすることも出来ず病院へ行くのが遅くなる。
昼食は八宝菜とポテトサラダだったそう。
八宝菜の人参だけ残して子供みたいなじいちゃんだった。
昼食前からの頭痛で少しご機嫌ななめ。
鎮痛剤が効くまではとそっとしておく。
それから主治医の先生が来てくれて
「そろそろ帰りたくないですか?」と訊いてくれた。
「もう帰りたいです」とじいちゃん。
「じゃあ金曜日に帰りますか」と退院の許可が下りる。
頭痛はしばらく続くかもしれないけれど心配はないとのこと。
その言葉を信じたい。信じなければ不安でいっぱいになる。
病院で寝てばかりでは体力が落ちるばかりなので
自宅で日常生活をした方が体力の回復が早いのだそうだ。
毎日がリハビリだと思って頑張りましょうと。
退院が決まった。それはとても嬉しいことだったけれど
やはり大手を振って喜ぶことが出来なかった。
昼間は独りきりなのに何かあったらどうしよう。
あれこれと考えていると不安でいっぱいになってしまう。
でもなんとかなるのかもしれない。そう思うしかない。
日にち薬なのだ。とにかく日々が一歩なのだとおもう。
病室の窓から入道雲が見えた。
すっかり夏の空になったなあとじいちゃんがつぶやく。
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